サラスワティ

     
  
  
   
 
今日は学問の女神様 
“デウィ・サラスワティ”
にお祈りを捧げる日でした
この日は勉強せず
本やノート、教科書、辞書などにお休みしてもらって
それらに感謝のお祈りをします
(ちなみにパソコンは再来週の土曜日の
“鉄物に感謝の日” チームになります)
ということで、今回はわたしだけで簡単な
スンバヤン(お祈り)をしました
バリニーズは沢山のお供物などを用意して
けっこう大掛かりなスンバヤンですが
大切なのは気持ですからね・・・
・ ・・というか、番頭さんのマデ氏に
「簡単でも良いから、そのくらいはしなさいよ」
と言われたので・・・
一番シンプルな感じでさせていただきました
基本のスンバヤンは本当は毎日するものなのですが
なかなかそれは大変なので
わたしの場合、満月と新月だけしてました
が、どんどん特別な日が増えてきます・・・(笑)
まずは庭からお花を摘んできて
3つある神棚用のお飾りを作ります

今日は黄色のプルメリアが咲いていなかったので
ピンクと赤だけです
やっぱり黄色があった方がもっときれいだなぁ〜
こんなことをしていると、ワサワサしていた心が
すーっと静かになり、きれいなお飾りが出来て
幸せで豊かな気持になります
お花って人の心を癒しますね
出来たらコーヒーなどと一緒に
お供えして、わたしなりの準備完了

これがスンバヤンセット

神棚だけでなく各要所があるので
何故かラッキー7のお供物
聖水にお香
こんな感じです
全てが終わると
ピースフルで感謝の気持ちに満たされています
バリニーズは毎日この一連を最優先に生きているので
いつも気持に余裕があり、やさしい笑顔を返してくれるのでしょうね

オゴオゴ〜ニュピ

   
   
  
  
オゴオゴ見物渋滞
  

今年のオゴオゴ写真は昼間にスタンバイしている
動いていないものを撮りに行ってきました





DJオゴオゴ

遠目から見ると
ちょっとマドンナに見えるのは、わたしだけ???
でも、近寄ると・・・
  
  

このディテール凄すぎ
まだまだあります
  

  

 
カエルのライダー

 
みんなで作った、自慢のオゴオゴ!!
  

去年からアクロバティックなものが流行ってます


かなりグロテスクなものまで・・・
 

こちらまだ最後の仕上げ中
 

オゴオゴ前のスンバヤン

わたしの “アートワーク最優秀賞” がこれです

超リアルな “地獄絵”
こういうのは好きじゃないんですが
このイマジネーションとリアルさ

ディテールがもうプロ並み


たった一晩のために作った物とは思えないです
「これ終わったら燃やしちゃうんでしょ?」
と聞いたら
「燃やさない、
だれか買い手があったら売りたいんだ」
とのこと・・・
「え〜〜、だってオゴオゴは邪気が沢山詰まってるんだから
燃やさなくっちゃダメでしょー」
と言ったら、言葉に詰まって苦笑いしてました・・・
そして “オゴオゴ大賞” は〜

ずっしりとした迫力ある魔女 “ランダ”
やはりこの大質量が、オゴオゴだなーと思います

なんでこんなに上手い表情を作れるのか・・・
これを夜見たらこんな感じ・・・

今年見に行った交差点ではMCが居て
それぞれにあった恐そ〜うな声で演出していたので
「言うこと聞かないと、オゴオゴに連れて行かれるよ〜」
という子供への脅し文句も、効果が1年は持ちそうです(笑)
交差点はおしくらまんじゅう状態
 

オゴオゴだけあってオーブの嵐

暗闇で動くオゴオゴを上手く撮るのが難しい・・・

この交差点には大小47のオゴオゴが東西南北の道から
順番にやって来ました
交差点内で荒々しく上下しながらぐるぐる回って
次に譲ります
大盛り上がりのオゴオゴが終わり
一晩明けて昨日は “ニュピ”


今年のニュピは雨のニュピで
とても楽しみにしていた満天の星の替わりに
暴風雨!!
去年は星の明かりでうっすらとまわりが見えた程だったのに
昨日の夜はまったく何も見えないまっ暗闇でした
バリのサカ歴 1933年 が始まりました

ムラスティ

 
 
 
   
  
昨日はムラスティという1年に一度の大きなセレモニーがありました
スミニャックのペティテンゲット寺院に続く道は
朝からこんな状態



行列が最優先なので車やバイクは道の端や入り口で
延々と待つことになるのですが
ほんの1キロ進むのに1〜2時間かかってしまいます
この日は徒歩が懸命です

目ざすペティテンゲット寺院前のビーチは
人でびっしり埋まって、すごい迫力
 


ムラスティは各村の御神体を御神輿で海まで運び
海水でお清めする儀式です


こんなトランスの様子も間近で見ることが出来るのですが

今年は撮影隊がかなり増えていて
それも間近まで近寄って撮影しているので
ちょっと迷惑そうでした・・・
それでも文句を言うことなく淡々と儀式を続けるバリの人

この儀式や伝統文化に
大きな誇りを持っているということをつくづく感じます

最後に全員で(各村ごとに)お祈りし


その後は一方通行の道が、帰りの流れに変わるまで
ひたすら、待つ・・・

待つ・・・

待つ・・・
バリニーズは “待つ” ということにとっても慣れています・・
最近の “クバヤ” (女性の正装)の流行は

ちょっとセクシー
背中にカットワークが主流のようです
白いクバヤは紫外線を通して日焼けしてしまうので
スカーフを肩のまわりに巻いて日焼け防止

わたしは日傘を持って行ったのに、すっかり肩から背中まで
黒くなってしまいました・・・

毎年思うのですが
このマラスティの日は雨だった記憶がありません
(もしかして他の地域は降っているのかもしれませんが)
今年も雨雲が近くまで来ていたにもかかわらず

降らなかったですねー
さすが、これだけ多くの人々の念力は
雨雲を押しやってしまう程のパワーです
明日は “オゴオゴ”ですー!

相変わらずまだ雨期ですが・・

    
   
  
  
しばらく更新が滞りすみません
残念ながら、どこかへ行っていたというのではありませんで
  
ちょっと身体の調子を崩してしまったり
(今はすっかり快調です)
いろいろなことがバタバタとありまして
ブログの更新にエネルギーがまわりませんでした
気が付いたら、2月ももう終わり・・・
そんなこんなで日々が過ぎても
バリはまだまだ相変わらずの雨期です

毎年この時期は雨期なんですが
去年の9月頃からずーーーっと続いているので
とても長く感じます
でもバリの雨期はだいたいが午前中で雨が上がって
日中はほとんど降らず
夕方から夜にまた降り出すと言う、けっこう都合の良い雨なので
個人的には “恵みの雨” なのですが
あまりに曇りの日が多いと染め物の発色が悪かったり
乾きが悪いのでプロセスに乾期の倍以上の時間がかかってしまう
という問題が生じたり・・・
物もすぐカビてしまったり・・・
生産的にはマイナスの面が多いです
でもこの雨期ももう時期明ける・・・
・ ・・かも知れません
今週末はバリの新年 “ニュピ” で
ニュピを過ぎると乾期に切り替わると言われていますが
さて、どうなるのでしょうか・・

お祈りのパワー

     
   
   
   
先日、近所にある寺院で大きなオダラン(寺院の祭事)がありました。

3日間にわたり多くのバリニーズがスンバヤン(お祈り)に訪れ、通りに出る度に綺麗な正装にお供物を持った人たちを見かけていたので、わたしも仲間に入りたいと思い、最終日に行ってきました。


オダランに行く時はみな基本的に白い正装なのでとてもきれいです

でもバリの人たちはおおらかなので
必ずそうでないとイケナイいうことはなく
何に対しても 
“気持ちが一番大切” 
そんな感じなので、白でない人もたまにいますが
それを “えっ?” という目で見たり
“ちょっとー、ダメじゃない、色付きじゃー!”
なんて言う人もいません、 みんな
“お祈りをする”
という、一つのことにただただフォーカスしているので
気持ちは一体です

ふと、日本の冠婚葬祭を思い出すと
あまりにも形式ばかりが重視され
出席する方もそれに合わせてきちっと用意しなくてはならない・・・
なんて思うと、気持ちよりも外側の形式ばかりで頭がいっぱいになり
億劫になったり、面倒くさいなー
なんていう感情が出てきてしまうこともあるのではないでしょうか?
もう少し物事の本質の方を大事に出来るようになると良いのにな・・・と思うことがあります・・・

わたしの行った最終日の、それも偶然にも最後のスンバヤンは、各地域のマンクー(お坊さん)が集まって締めのスンバヤンだったんです

(マンクーは全身白ずくめ、女性もいます)
あら、こんな中に入れないぢゃない・・・
なんて思っていたら
「入んなさい、大丈夫よ」
と声をかけてもらって
遠慮しいしい、入れてもらいました
他にもそんな人がいたのでちょっと気が楽になったんですが・・・
こんな所でも、ここの人のおおらかさを感じます

だって、日本でお坊さんたちの特別のお祈りに
まったくしきたりもわからないよそ者が入って
見よう見まねで参列しているなんて図
考えられますかー?
だいたい、こんなに写真をバシバシ撮りまくっていても
嫌な顔する人がいない・・・

バロンは獅子舞に似ています

この祭事期間中は、マンクーが雨を降らさないようにと
みんなで天にお祈りしていたらしく
ここずーーーっと雨模様だったのに
その3日間だけはまったく降りませんでした
祭事が終わった夜からは、待っていたように
また雨が戻ってきました
本当に驚きのパワーです
バリ島は島全体がパワースポットなのだと思います
あと1ヶ月で今度はバリのお正月
“ニュピ” です
ムラスティオゴオゴ

そして静寂の日・・・
今からとても楽しみです
PS:ボスK氏には是非来ていただきたいものです

人と自然のハーモニー

   
   
  
  
わたしの大好きな風景・・・

アヒルが田んぼを耕しながら害虫も駆除

このアヒルたちが可愛くて、かわいくて・・・
眺めているだけで全身の緊張が緩んでいき
心の鎧がポロンと剥がれていく感じ・・・
どこでも見かけられたこの風景は
耕耘機や農薬によって追いやられているのが現状・・・
昔はほとんどの田んぼがこんな風だったのですが
今は耕耘機のエンジン音に変わりつつあるのがとても残念・・・
  
あぜ道で遊ぶ子供たち

薪を運ぶ女性

(かなりの重労働で、端から見る程実際は優雅ではないだろうけど・・・)
拾った枯れ枝は釜戸の薪に
新鮮な葉っぱはたぶん豚の餌
こういった光景を見ていると
私たちは何をそんなに急いで生きているんだろう?
と思ってしまいます・・・

Vespaフリーク!

   
  
  
 
根強い人気のVespa

新品に見えるVespaたち

実はかなりの年代物
1960年代〜1980年代くらい
まだまだジャワ島に沢山残っているらしく
こういったワークショップがバリに何件もあり
お気に入りの年のものを見つけてもらって
好きなように仕上げてもらえます
エンジンもオーバーホールしてきれいに直し
ボディもまっさらなピッカピカに大変身〜です

(それでもやっぱりよく停まってしまうらしい・・・笑)
新品のスーパーカブとほぼ同じくらいの値段
(わたしは迷わずスーパーカブです)
こちらがお好きな仕様に致します、、の
ビフォー

バリにはVespa好きが多く、よく街で走っていて
たまに驚く程すごい改造をしているものも見かけるんですが
シャッターチャンスを逃してしまい、残念
こちらはラスタ好きのワークショップ

オーナーはなかなかのエアーブラシアーティスト

今年のホンダのアートコンテストで入賞したそうです

こんなド派手なのも・・・

かなり目だちそう
声をかけて中に入る時は、一瞬、イカツイ感じ・・・
と思いましたが、話し出すと笑顔が素敵で
みんなのんびり楽しそうにやっていて
大好きだからやっているというのが伝わってきました

(手で巻いてるのは違法なものではありません)
所変わって
山の方ではすごいコンディションのものを発見!
これでも現役!

このサドル、かなり乗り心地悪そうだけど・・・

この持ち主は、出来たら新しいバイクに買い替えたいけど、お金が無いので仕方なく、とにかく走ればそれで充分・・・と言うことらしいです
(近くに居た人の証言)
これが動いている・・・って言うのが凄い
されどVespaですね。。。

ひょ・・雹(ひょう)が降った・・・!

   
  
  
  
常夏の島、それもあと数日で夏至と言うこの時期に
昨日の夕方、変な雲と強烈な雷がやって来て・・・
なんかいつもと違う雰囲気だな〜
・・・なんて思っていたら
なんと、雹が降ったそうです!

(17日の“BALI POST”:デンパサールで氷が降った)
この記事によると、竜巻のようなものも発生し
いつもランプシェイドを頼んでいる工房の屋根が
吹っ飛んだとのこと・・・
えー、すごく近い!
雹が降ったところは私が居たところから1kmくらい離れたところだったらしく
一緒に居た人の携帯電話に
「雹が降ってきたからから気を付けて!」との連絡が・・・
あわあわしながら急いで車を屋根のあるガレージに移動
土砂降りの雨
ド・ド・ドォーーーンと地響きする雷
しばらくしたら、その大嵐は去っていき
幸い、わたしの居たところでは雨だけですみました
今日、倉庫のマデ氏に
「昨日雹が降ったんだってねー!」
と言ったら
「僕はちょうどバイク運転中で、ものすごい量の雹が急に降ってきて、1cm程の氷が手の甲にあたり昨日の晩まで痛かったよ」
「近くに居た子供は、怖くて大泣きしてたよ」
とのこと・・・
わたしが
「神様が怒ってるんだね・・」
と言ったら
「本当にそうだよ」
と真顔で答えるマデ氏
グス君は今回で3度目の雹体験だそう
今夜も雷を伴った雨が2時間くらい続いています
今年の雨期は大荒れするのかな・・・?

あっという間の210日

    
  
  
  
5月のガルンガンから
あっという間の210日が経ち
また今週もガルンガン休暇です
(今年は時間の経過がさらに早くなった気がするのは
 わたしだけでしょうか?)
前回はいつもお供え物の用意やスンバヤン(お祈り)の準備を手伝ってくれるマデ氏の親戚にご不幸があったため、そのすぐあとのガルンガンのお祭りは控えるということで、うちでは自分でちょっとしたお供え物を買ってきて簡単なスンバヤンをしただけだったのですが、昨日はいつも通りマデ氏と奥さんが沢山のお供え物を持って来てくれました。
家寺は綺麗に正装のサロンを巻かれ
 
祭事には欠かせない日傘を立て
果物や花を盛ったお皿をお供えします
あま〜いバリコーヒーもです
そこによってはタバコをのせるところもあります
(神様、タバコ・コーヒー好き・・・笑)

家の中にある2つの神棚もお飾りし

いつもお世話になるガス台や

車・バイク
米びつの上
家の入り口
・ ・・などなどにお供え物を置いて
準備完了
家寺の前で皆でスンバヤンをします
1人のスンバヤンセット

(神様、お金も好き・・・・笑)
最後に奥さんが家の前で
もう一度スンバヤン

(うちの子がお供え物にのったご飯やお菓子を狙って待機中・・)
奥さんは何日も前から前日夜遅くまでお供え物作りをしていて
寝不足、、疲れていたらしいのに
いつもの笑顔

本当に感謝です