偶然見つけた草木染め工房

     
  
  
田舎道のめったに通ることがない道を通ってみたら
道路沿いで若い女子たちが機織り中

ちょっと覗かせてもらったら
その織物の糸は全てここで草木染めされているとのこと・・
わー、ラッキー!
オーナー自ら裏にある工房を案内してくれました
まず目に入ったのが雑草のように沢山生えている、藍

こちらが藍だめ

使用済みの藍


そして赤茶色を作るノニの木

ノニって、あの健康食品のノニ
日本でも、流行ってますよね・・・
オーナーが地表に出ている根っこを削ぎ落とすと
黄色の樹液が・・・、すごく鮮やか!
(何度もデモをした跡があり、ちょっと可哀想・・・)

その削ぎ取った皮に石灰を塗ると〜〜
じゃじゃ〜〜〜ん!

すごい綺麗な赤に、、まるでマジック!
その後空気に触れて茶っぽくなっていきます
工房の裏手に生えている綿

この辺りは昔、日本軍が駐留中に綿を沢山植えさせたそうで、今だにその名残の綿があちこちに残っているそうです。
こちらはシルクコットンと呼ばれている綿

本当にシルクの様なきめ細やかさ、色も真っ白
これらの綿から種を取り除く機械

クルクルすると反対側に種だけが残ります

その綿を紡ぐデモンストレーションを
オーナーのお母さんが見せてくれました

ツーーーーッと
見事な手さばき、お見事!
このおかあさん、たぶん70歳前後と思われますが(こっちの人って年齢ちゃんとわかっていないので、話を聞いたり、子供の歳(これもだいたいの歳)から割り出してみます。身分証明書もあるんですがけっこういい加減・・・笑)
黒く艶やかな髪、白髪がまったく無いのでビックリしました。

もちろん染めてないそうです
機織りも現役

美男美女のオーナー夫妻

すごく仲良さそうで素敵なカップルでした
伝統技術を絶やさないようにということと
この辺りの雇用を生み出すべく、、家族で
見学大歓迎の工房を営んでいます
応援したいので、何か仕事を頼めないかと思っているんですが
かなりこじんまりした工房なので量産は難しそうだし・・・
ただ今検討中ですー