大洪水!

   
  
  
毎回、わたしがここで天候のことに触れると
何故かすぐにその反対の天気になるようです・・・
(ふしぎだー)
先週も、もうこれですっかり乾期になったと思い
『これからは快晴が続きます〜』
なんて書いたら,次の日から雨がまた降り出しました。
バリはけっこう乾期と雨期がはっきりしていたのですが、他の多くの国と同じように,気候のリズムが大きく変わって来ているようです。
これからは日本のように3日晴れて3日雨みたいな
リズムになっていったりして・・・
それにしてもすごい大雨が降りました。
昨日の夜から降り出した雨が夜中じゅう降り続け
雨期まっただ中のような、
雷を伴ったかなりの土砂降りも・・・
朝、家の前は道が川になっていました

幸い,浸水はなかったですが
ここがこんな状態を初めて見たのでびっくりです。
側溝の真ん中には電柱が水の流れを邪魔しているー!

これは、まだ道がなく側溝もない頃に建てられた電柱を
「動かすのは大変だから,そのぶん側溝を広げて作ってしまえ」
という荒技に出たもの・・・

恐るべし,
その場しのぎ主義
街にはこういった“その場しのぎ”のインフラだらけなので
大通りでも1m近い水が溜まり、
通行不可能になってしまう場所がいくつもあります。
あふれる水
そして、あふれる車やバイク
このインフラがこれからのバリの大きな課題ですね。

冬至

  
  
  
今朝6:00am

まだあたりは暗く、気温22℃
ちょっと肌寒いくらい
今日の日の出は6:32am
日の入りは18:10pm
1年で一番昼が短く、夜が長い日
冬至にあたります。
赤道に近いとは言えバリは南半球に位置するので
季節は日本の反対です。
赤道に近い分、気温には大きな差がなく
1年中TシャツでOK
昼間は気温も上がるので海水浴も出来ます。
地元の人やわたしのようにバリが長い友人の間では
「最近、寒くなってきたねー」
「風が冷たいよねー」
という会話になっています・・・
今月始めに来ていた、日本の友だちは
「日本は蒸し暑くて〜、バリの方が涼しいかも〜」
と、帰国後のメールにありました。
そうなんです、これから約3ヶ月は
1年で一番過ごしやすい乾期
雨もほとんど降らず、晴天が続きます

男衆の夕べ

   
   
   
山の夕暮れ時
   
   
道端にニワトリを抱えて続々と村の男衆が集まって来る

闘鶏用のニワトリ自慢、兼練習会

みんなニワトリを撫で撫で・・・
相当入れ込んでいるよう
すっかりあたりが薄暗くなる頃にはその人数も増え
みんなで井戸端会議ならぬ
ニワトリ自慢会

「毎日やってるの?」と聞くと
「うん、毎日だよ〜」とのこと
ずーっと昔から続く伝統の闘鶏
本来、インドネシアではギャンブルは禁止されているのですが、バリでは特別な宗教行事に欠かせないものとして祭事の時に限って認められているそうな。
でも最近ではギャンブル化して多くの男たちを狂わせ、代々受け継いできた土地や田んぼをすっかり失ってしまう人もいると聞きます。
こんな環境での数少ない娯楽の一つなら
いいんじゃぁないか、とも思いますが

何でもほどほどに・・・
ですよね〜

おかあさんといっしょ

    
  
  
新しいサンプルを探しに山の方へ行った時
数軒続けて出会った光景。
お母さんが店番をしながらお供え物を作り
子供たちはその周りで遊んだり、
お母さんのお手伝いをしたりしていました。

なんだかとても良い空気が流れています。
一生懸命に、お母さんの真似をしてお供え物を作る練習。

こちらはもうしっかり自分で作って店番も出来ます。

美人親子ですねー

ガラス細工屋さんでは・・

この男の子は、裸足で駆け回っていたので足の指を切ってしまい、爪まで半分割れてしまって、泣きそうになりながらもグーーッと我慢していた強い子でした。
お母さんはあとでお医者さんに行こうね、、、と、たれる血を拭いてそのまま、お供え作り続行。
たくましくなるわけだー
みんなお母さんが大好き
お母さんといっしょなら、それだけで幸せ〜
お母さんものんびりと日課のお供え作りをしながら
温かい目で子供たちを見守っています。
ちなみにこのお供え物、各家庭で違いますが大体
毎日約100個作るそうです。
つまり毎日100カ所でお祈りするんです。
既にお祈りを終えたもの

デンパサールなどの都心部では、
市場で出来合いの物が沢山売っています。


バリとは言え、やはり街では時間に余裕が無くなってきているようです。山での光景は、なんだか懐かしい優しい気持ちを思い出させてくれました。

ブーとパー

     
  
  
インドネシアではお母さんのことを 
“IBU(いぶ)”
お父さんのことを 
“BAPAK(ばぱっ)”
と呼びます。
そして、自分よりも年上の人に対しても
敬称として “Mr.” や “Mrs.” のように使われるのですが、
ほとんどの場合略して
“ぶー” と “ぱー” のみ
“テレマカシ、ぶー”
(おばちゃん、ありがとう)
“トロン カシ ムラ ヤー、ぶー”
(おばちゃん、安くしてよねー)
“アパカバール、ぱー”
(おじさん、ご機嫌いかが?)
“ビサ ぱー?”
(出来る? おじさん)
と言った感じで、ぶーとぱーが会話の中に飛び交っています。
日本だったら怒られそうな、
テレビマンガの一コマのような
冗談みたいな会話です。
この中に入っているとまったく違和感ないですが
たまに日本から来た人が、人に向かって “ぶー” ってなに???
と、ちょっとビックリするみたいです。
インドネシア語は可愛い単語がいっぱい
“蝶” は “くぷくぷ”
“蜘蛛” は “らばらば”
“約(アバウトの意味)” は “きらきら”
(これはとにかくよく使われます)
“道路” は “じゃらん” で
“じゃらんじゃらん” が “お散歩”
なんだかちょっと楽しくなってきませんか?
あ、そう言えば “マライカ(スワヒリ語で天使)” は
“マライカット”
おぉ〜、似てますねー!
ここの言葉は、ここの空気と人々にぴったりマッチしているような気がします。どこの国でもそこの風土や人柄が言語に色濃く出ているものなのでしょうね。そう考えると、言語って面白いですねー。

バティックって難しい・・

   
バティック工場の片隅に
なに? この“ぐちゃぐちゃ”・・
・・という感じで無造作に置かれた布
(わざとこのようにしてあります)

毎回、色と柄が思う通りに出ない為、
色出しを再度してもらっている
ライクラのバティック工程中
薄茶の部分がロウ(ワックス)

この部分はほとんど色が入らず、白く抜けるはずが・・・

ちょっとしたロウの温度の加減で
またまた失敗・・・
(さすがにこれは使い物になりません)
色もまったく違ってしまいました
本当はこのように出来て欲しいところ・・・

とにかく天候や温度などに左右されるバティック
晴れの日と曇りの日では、発色が変わって来るし
生地の厚いものは特に難しいです〜
でも1枚1枚、
味があって、そこが良いところでもあります
言えることは、
『すべてがオンリー・ワン!』
オンリー・ワンのあなたのために