先日観光客で賑わうレギャン通りを歩いていた時、ガムランの音が聞こえて来たので音の出どころを求めてバイクがやっと通れるような路地に入って行くと、民家の門のところで子供たちが遊んでいるのか練習しているのか、とても楽しそうにガムランを演奏していました。
もちろん成人の男の人たちが奏でるような本格的なものではなかったのですが,それなりにちゃんと演奏していて、太鼓の子は良くしなる指でバチをクルクルとバトンのように回しながら間を取ったり,他の子も演奏の間にそれぞれ踊りを入れたりして、すごく様になっていました。
なんだかとても嬉しくなってしまい,写真を撮らせてもらうと、演奏をしながらもちゃんと決めポーズを入れてくれ、さすが自分たちの文化に誇りを持ったバリっ子だな〜、と感心するばかりでした。
この辺りの大通りは高級ブティックやお土産屋さん、レストランでびっしり埋め尽くされていてまさに観光地のど真ん中、なのにちょっと路地に入ると昔から続くバリの人の日常がそのまま残っているのです。
西洋の文化を受け入れ、隣りどうしで生活しながらも、自分たちの文化を守り続けている人々には、どこか芯の力強さがあるように感じます。西洋の風に振り回されてきた私たち日本人は何処かにルーツを置いて来てしまい、根無し草になってしまったように感じるのは私だけでしょうか???
月別: 2009年10月
バリ de お盆(ガルンガン)
今日はガルンガン、まるで七夕のような竹飾り(ペンジョール)を家の前に立て、たくさんのお供え物を用意し神様と先祖の霊をお迎えします。
仕入れのお手伝いをしてくれているマデ氏とその奥さんが、朝からお供え物やお飾りを持って来てくれました。
各所にお供え物などの準備が出来たらみんなで感謝のお祈りをします。
このガルンガンにはとても深い意味合いがあるそうですが、七夕飾りのようなものがあったり、仕事の為に実家を離れている人たちが里帰りしたり、10日後にはクニンガンと言う送り盆のような日がセットになっていたりとまるで日本のお盆にそっくりです。
日本の風習に良く似たものがあるバリは、異国の地に居るというよりも、懐かしい心の安らぎを感じるところです。その昔、前世でバリに居たことがあるような、そんな感じさえします。(これはバリにハマる多くの人が感じることらしいですが・・・笑)
パレオ通り
何か新しい物がないかチェックしにパレオ問屋の並ぶ
ダブルシックス通りに行ってきました。
この通りはパレオが山積みになっているお店が沢山あり
その店ごとに得意な物がドーンと
積んであります。
私は勝手にこの通りを”パレオ通り”と呼んでいます。
チャップと呼ばれる銅版型で連続模様をつけたバティック
この通りの先は長期休暇で来ている白人が多く行くビーチがあるので、彼らに必需品のパレオを売っているうちにどんどん商売が大きくなってきたのではないでしょうか。
彼らはパレオをドレスや腰巻きだけではなく
ビーチタオルの替わりに敷いたり
海から上がって身体を拭いたり(よく水を吸う!)
首に巻いてスカーフ
ターバンのように巻いて日よけ などなど・・・
だからあまり大きな荷物を持ち歩いていません。
大柄の手書きバティック カットワークがされているものも、、
タイダイやプリントなんかもあります
オーダーの検品中・・・
様々なご要望にお応えして、ここまできました!
という感じですね〜
フルムーン(プルナマ)
インドネシア バリ島より〜
バリ島での暮らしの中のちょっとした風景をどんどんアップしていきますね。
まずはセミニャック、クロボカンエリアの4階建ての大型お土産屋
屋上からの眺めです。
見渡しても高層ビルのような建物がありません。
バリ島は景観を保つために椰子の木より高い建物を建ててはいけない
と言う法律があるためだそうです。
(なんとアバウトな基準・・・!)
ちょうど写真の真ん中くらいにある椰子の木は
4階に立った目線と同じくらいの高さだと思います。
ずいぶん前まではほとんどの建物は平屋か2階建てで
とても情緒ある風景だったのですが、
ここ最近ではどんどん高くなり
5階建ての建物も出現
これはたぶん一番高い椰子の木を基準にした
という言い分なのでしょう。。。
例外として サヌールにあるバリビーチホテルは、この法律が出来る前に建ったものなので唯一10階建ての高層ビルだったり、日航ホテルは断崖の崖を上手く利用しているので海から見たら15階建てでも、エントランスから下に降りていくので道路から見たら高層ビルではないというのもあります。
上手く考えたものですね〜
せっかくなのでお店の中もちょっとだけのぞいてみましょう。
びっしり積まれた雑貨たち
お面、置物も充実していました。。。