お葬式渋滞

   
   
  
久しぶりにデンパサールの生地屋へ行った帰り道
「最近デンパサールも、混み方が半端じゃないな〜」
・ ・なんて思いながら
まったく動かなくなった渋滞の道を
ひょろひょろとバイクで抜けると、そこには
警官とバンジャール(町内会みたいなもの)の人が
道路を封鎖中

向こうからやってくるのはこれから火葬場に行く
お葬式の行列でした

警官らの後ろはこんな状態・・・

けっこうみんな慣れっこで
諦めて行列が通り過ぎるまで、じっと我慢しています
なんと言っても宗教行事が第一優先ですからね
それにしても、カラフルで華やか
ガムランが鳴り響き、お祭りみたいです


これから御神輿ごと広場で公開火葬されます

一行が通り過ぎ、やっと渋滞も解消です

コマンちゃんの結婚式

  
わたしの友人で妹のようなコマンちゃんの結婚式に出るため
クタから車で約2時間半、西部のヌガラへ行って来ました
イスラムのお祭り期間と重なって
バリヒンドゥー・カレンダーでもここ1週間程、日が良いらしく
結婚式や他の儀式をあちこちでやっています
結婚式の儀式はまず花嫁の家で・・

家の門の前にお供え物(結婚式のサインですね)
いたいた、新郎新婦

村の長老たちの許可をもらい
お庭で最初の儀式

その後、仮設の祭壇でまた儀式

その祭壇に飾られた意味深そうなお飾り
カラフルでかわいい〜

米粉で作られています
お客さんたちはかなりリラックスして
儀式がすむまで待っています

花嫁の実家での儀式が終わると
今度は花婿さんの家にみんなで移動

これがまた、30mくらい離れた道路の向かい側
なんとまー、近いところへお嫁入り〜

立派な飾り付けでお嫁さんをお迎えです
花婿さんの家ではガムランの生演奏も

それも女性が入ったガムラン!
これはわたしも初めて見ました
そして親戚の子供たちの
“ポトン(切り落とす)・ギギ(歯)”
(直訳すると、歯を切り落とす)
の儀式もこの日一緒に行われるため、男の子と女の子が
結婚式の2人と似たような衣装を着て待機していました

今の若いもんはー・・・
ここでも携帯、離せないようです
“ポトン・ギギ” は
バリニーズの成人式みたいなもので
15歳前後(歳の決まりはない)になると
獣の象徴である犬歯を削って
人間の仲間入り
ということになるらしいです
(噛み合わせとかって・・・大丈夫なのかなぁ〜〜??)
儀式の準備はやはり村の長老たちが仕切り
手際よく沢山のお供え物を然るべき場所に置いていきます

お供え物のお清め

さすが年期が入っていて、とてもかっこいいですねー
見とれてしまいました
お客さんたちは
相変わらず、ただ待つのみ・・・

みんな長い儀式には慣れっこで
イラついている人いません
(寝てる人いますけど)
こちらの方は
「あたしゃ、ちょっとコーヒーブレイクよ」


そして長〜〜い最初の儀式の終盤
手のひらにつがれた聖水を3回飲みます

ちょっと三三九度みたいですね
このあと、門の前で儀式
その後はまた仮設の祭壇で儀式
・ ・・いつまで続くのぉ〜〜〜??
という感じだったので、門の儀式まで見届けて
早々においとまさせていただきました
PS:この日1番のスマイル!

すっかりかわいい女の子だと思っていたら
男の子でした・・・
デビューしたての
ヒロミ・GOを思い出しますね〜

こんなのも、ありです・・

  
  
  

どうもハーブの入ったジンジャードリンクの様ですが・・
(ちょっと怖くて、飲んだことないです)
このボトルって、、、手作り???
中身も普通の家庭で作られているのかな〜??
この微妙なボトルの違いが、かなり不思議だけど
けっこう笑える・・・

レバラン休暇

   
  
  
人口の約90%がイスラム教徒というインドネシア
イスラム教徒の1ヶ月のラマダン(断食月)が明ける
9月10、11日は、国を挙げての大きなお祝いの日です
(注:毎年日が替わります)
その前後約1週間〜10日間くらいは公共機関なども
レバランと言う超大型連休になります

お祝いのあとこの日のために新調した正装を着
お土産を持って親戚や友人を訪ねるところでしょう・・

ヒンドゥー教徒が大多数のバリ島は
この時期、他島からの出稼ぎ人が帰省するので
一部の観光地を除いて島中、静か〜〜〜です
出稼ぎの人たちは1年間働き詰め
年に1度の帰省なので
約1ヶ月くらい帰ってこない人が多いですね・・
彼らのおかげでバティックや靴、アクセサリーなど
かなりのハンディクラフトが安く出来るのです
家族との楽しい時間を過ごしながら
次の1年間の仕事に備えて
心身ともにじっくり休んで欲しいと思います

アメッドの塩田

    
  
  
 
先日、しばらく会っていない叔母から突然の国際電話があり
何かと思ったら
「去年もらったバリのお塩、すっごく美味しいのよ
もうなくなりそうなの、だからまた買って来てもらえないかしら〜?」
とのこと
ちょうどウチのお塩も無くなったところだし
じゃ、テンガナン村に行くついでに、アメッドまで
塩を買いに行くことにしよう!
ということで
クタエリアからテンガナン村まで約2時間
そこからさらに北へ約1時間半かけて
久しぶりのアメッドへ行って来ました。
バリでは “クサンバの塩“ と ”アメッドの塩“
が美味しいと知られていています
日本人には “クサンバ” のお塩の方が真っ白く
細かくきれいなのでダンゼン人気があるのですが
私は、ちょっと土やゴミがが混じっちゃって茶色っぽいけど
アメッドのお塩の大ファンなんです
何も足していない
何も引いていない
(う〜ん、昔こんなウイスキーのCMがあったような・・・)
海水の結晶がとても美味しくて・・・
その海水も深層海流水がちょうど沸き上がって来る所の
ミネラル豊富な海水です
これがそのお塩・・と言うより結晶

ね、ゴミがじゃんじゃん入っちゃってます
分り易いように、スーパーで売っている食卓塩と比較

さて、その塩田

バリの富士山 “アグン山” の絶景を横に
海が広がっています
車を止めると、あまり人気の無かった道なのに
わらわらとお塩売りが一瞬で集まって来て
ちょっとドン引き・・・

そんなんぢゃ小ちゃすぎるし〜
とりあえずは塩田の写真を撮らせてね
と、写真を撮っている間中ずーっと金魚の○○状態でした
ここのお塩作り工程は、
まず海水を塩田に流し込みます

水分が少なくなったら、大きな濾し機に泥ごと入れ
濃度が濃くなった海水だけをを抽出


下の受けに濃い〜海水だけが溜まり
それをココナツの木をくり抜いたお皿に入れて乾燥させる

お天気任せなので、雨期に入ると沢山作れなくなり
塩の色がかなりの茶色になって値段も跳ね上がります
こちらが干上がった結晶

ちょっと舐めてみると
“あまっ”
お塩なんだからしょっぱいんですが
口に入れた最初の食感が甘いのです
今回は20kgくらい買ってきました
さて今度は誰にあげようかな〜♪

テンガナン村

   
  
  
アタバックをチェックしにテンガナン村に行って来ました
テンガナン村はアタ製品や
グリンシンと言われる経緯絣
いわゆる、ダブルイカットで有名な村です

この経緯絣というのはとても珍しく、世界で
インドのパトラ
日本の奄美大島
バリ島テンガナン村
以上の3カ所でしか作っていないと聞きました
女性がお土産屋さんの店番をしながら
一本一本縦糸と横糸の柄を合わせながら織っています

この村は “バリ・アガ(もともとバリに居た先住民)”の村とも呼ばれていて、塀に囲まれた小さなこの村独特の風習や伝統儀式があり、とてもユニークな村ということでも有名
村の中にはこれまたこの村特有の水牛がぞろぞろ歩いています

右耳に黄色のプルメリア
左耳にはくるくる巻いた50,000ルピア札を
ピアス代わりにさしているおじいちゃんに遭遇

ビートルナッツを噛んでいるので
ちょうど赤い口紅を塗ってるみたい

このチャーミングなおじいちゃんが
水牛をなでなでしていると
イカツイ感じの水牛のボスの目が
トロ〜〜〜ン


しまいには
ドスン ドスン と横になり
うつろな目のまま眠ってしまいました

こんな格好で寝ている牛や水牛見たこと無い
おじいちゃんパワー凄い!(笑)
 
こんな感じの壁が結構ありました
きっとなんかの意味があるのでしょうね

まるで小カボチャをびっしり詰めたみたい・・・
こちらは編み上がったアタバックを天日干し中

しっかり干したあと
飴色になるまで燻されます
アタの工程は アタバック をご覧下さい
このテンガナン村がなぜこのような
膨大な時間がかかる工芸品を作るようになったのか
ちょっと手がかりになるようなお話があります
そのお話は、また次の機会に・・・
テンガナン村は奥が深そうです