テンガナン村

   
  
  
アタバックをチェックしにテンガナン村に行って来ました
テンガナン村はアタ製品や
グリンシンと言われる経緯絣
いわゆる、ダブルイカットで有名な村です

この経緯絣というのはとても珍しく、世界で
インドのパトラ
日本の奄美大島
バリ島テンガナン村
以上の3カ所でしか作っていないと聞きました
女性がお土産屋さんの店番をしながら
一本一本縦糸と横糸の柄を合わせながら織っています

この村は “バリ・アガ(もともとバリに居た先住民)”の村とも呼ばれていて、塀に囲まれた小さなこの村独特の風習や伝統儀式があり、とてもユニークな村ということでも有名
村の中にはこれまたこの村特有の水牛がぞろぞろ歩いています

右耳に黄色のプルメリア
左耳にはくるくる巻いた50,000ルピア札を
ピアス代わりにさしているおじいちゃんに遭遇

ビートルナッツを噛んでいるので
ちょうど赤い口紅を塗ってるみたい

このチャーミングなおじいちゃんが
水牛をなでなでしていると
イカツイ感じの水牛のボスの目が
トロ〜〜〜ン


しまいには
ドスン ドスン と横になり
うつろな目のまま眠ってしまいました

こんな格好で寝ている牛や水牛見たこと無い
おじいちゃんパワー凄い!(笑)
 
こんな感じの壁が結構ありました
きっとなんかの意味があるのでしょうね

まるで小カボチャをびっしり詰めたみたい・・・
こちらは編み上がったアタバックを天日干し中

しっかり干したあと
飴色になるまで燻されます
アタの工程は アタバック をご覧下さい
このテンガナン村がなぜこのような
膨大な時間がかかる工芸品を作るようになったのか
ちょっと手がかりになるようなお話があります
そのお話は、また次の機会に・・・
テンガナン村は奥が深そうです