エコについて考える

      
   
   
   
エコってなんでしょう?
地球に優しいってなんでしょう?
ヤシの実油(パームオイル)の洗剤や製品が環境に優しいと言って売っていますが、本当に優しいのでしょうか?
確かに使う人の肌には優しいかもしれません
流れ出す近隣の川にも優しいかもしれません
でも、それを生産しているところはどうでしょう?
今まであった太古からの熱帯雨林(たくさんの生き物が棲息し、二酸化炭素を酸素に換えてくれている森)がどんどん焼かれヤシの木のプランテーションに替わり、オランウータンをはじめそこに住むものは住処を追われ、減少が止まりません。
そして、少数の利権者のもとで多くの村人が代々住んでいた土地を追われ、選択の余地なくそのプランテーションの労働者になり、自分たちの生活が遠く離れた土地の消費者に左右されるようになる・・・
このような事実を遠く離れた土地の消費者は知っているのでしょうか?
エコカーやエコ家電などに買い替えると奨励金が出る国がいくつかあるようですが、今まで使っていたまだ寿命がたっぷりあるものを廃棄して、エコと言う名目で限りある資源を使い、同じようなものをちょっと作り変えて経済をあおる・・・
エコカーに買い替えることは本当に地球に優しいのでしょうか?
バイオ燃料が良いと言って、人々が主食にしているトウモロコシや大豆など本来人間が食べるべき穀物を車の燃料にして数分で歩ける移動にも車を使いながら、多くの人々を飢えさせることがエコでしょうか?
もうちょっと大きな視点で考えてみる必要があるのではないでしょうか?
“エコ” と言うきれいっぽい経済活性スローガンに乗せられ、この地球の至る所で住処を追われ主食を満足に食べられない人々や生き物たちを追いつめ続けていくのか、それとも同じ地球をシェアーしている人間として、生き物として、何が本当に地球に優しいことなのかを今一度立ち止まってしっかりと考え直すか・・・
地球号の一員としてなにを選択して行くのかが
今、とても大事なことだと思います
ブランド名的な消費を煽る “ECO(nomy)” ではなく
本当の “ecology” を一人ひとり考える時なのだと思うのです
〜*〜*〜*〜*〜
地球誕生から現在までを1年として計算すると
さて、人類誕生はいつ頃でしょう??
・ ・・・・!!
大晦日の23時37分!だそうです
そして産業革命は・・
23時59分58秒!!
ほんの2秒間/1年で
地球の自然や資源が枯れ果てそうです・・・