アタバック

   
   
シダ科の植物の茎を編み込んでいくアタバック。

市場に出回るようになってから、、、特に日本人がこの工芸品に目をつけ輸出しだしてからは、毎年バックの形がどんどん進化し続けています。
アタは、他にコースター、ランチョッッマット、ティッシュBOXなどの雑貨でもお馴染みですね。
本来、テンガナン村の人たちが作っていたアタ工芸品ですが、製作に膨大な時間がかかる製品を、人口数百人の村で輸出の対応が出来るわけもなく、今ではテンガナン村から1時間くらい離れた断崖絶壁の村やロンボク島などで編まれています。
周りに何もない断崖絶壁の村では至る所でアタバックを編んでいる光景を見かけました。特に若い女の子が多かったです。       

乾燥させた茎を1本1本、均一の細さに整える為に使われるコーラなどのキャップ

堅い素材がしっかり編み込まれた所に、一目一目編み込んでいくのにはとにかく時間がかかります。

編み上がった物はテンガナン村に運ばれ、天日干しの後、
防虫・防カビ、そして綺麗なあめ色になるように、ココナッツチップで薫製されます。
これらのこの工程にはいっさい化学薬品などは使われていません。
ちょっと見にくいかもしれませんが、
燻し中のバックやBOXたち・・・

ちょっと燻しの匂いがキツ感じもしますが、
これもバックが長持ちする為です。
なが〜〜く、ご愛用ください。