ベストスマイル賞

   
   
   
スクリーンプリント屋さんに行くと
コツコツ作業をしている人がいたので
「スラマッ・シアーン!(こんにちはー)」
と、声をかけると
とびきりの笑顔で応えてくれた、スクリーンプリント職人さん。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、
久しぶにり見る“純粋な”温かいスマイル。
(かなり、主観的すぎるかもしれないですが・・・)
彼に会ったら、ものすごくハッピーな気分になってしまいました。
インドネシアでは、道ですれ違う人など普通に
大きな笑顔で挨拶を交わし、
いろいろな場面で皆ニコニコ、
とてもスマイリーな人々です。
“微笑みの国” と言われるタイよりも笑顔が多いと思います。
ちなみに怒っている人ってほとんど見たことがないくらいで、
逆に外人が怒鳴って怒っているのを見て、みな笑っているくらいです。
(怒られている人も含めて・・・)
又はこちらが、ちょっと迷惑かけたかなーと反省して
「まあぁふ・やー(ごめんねー)」
と言うと、「まったくもー」・・・なんて絶対返ってこない。
常に
「てぃだ・あぱ・あぱぁ〜(だいじょうぶよー)」
と、笑顔で返ってくるくらい。
(まー、こういう場合は ”顔で笑って心でブツクサ・・・” だと思いますが)
そんな中でも、彼の笑顔はとびきり素晴らしかったんです。
心の笑顔がそのまま顔に投射されて出て来たみたいな・・・
ジャワ島のバティックで有名なソロという街で
ずーっと手書きのバティックの製作をしていたそうですが
バリに来て、今はプリント用のスクリーン製作を手伝っているそうです。
こうしてコツコツする工程は、バティックにそっくり。

この道24年だそう。
やっぱり”職人さん”にかなう笑顔はなかなかないですが、
いつかはあんな笑顔が自然に出るようになりたいなーと、
日々精進です。