ジャワ島紀行  〜前編〜 (ジャカルタ)

ジャワ島に行ってきました。
バリから飛行機で約1時間半
ジャワ西部のインドネシア首都ジャカルタへ、
そこから船でジェパラと言うジャワ中北部の小さな街に向かいました。
普通はジョグジャと言う中南部の街から陸路を使うのですが、
今回は船の旅です。
前に数回、1泊のジャカルタ滞在をしただけで
主に中心部の雑踏しか見ていなかったのですが、
今回の船の出発地は、
想像もしなかったような超高級住宅街の一角にある桟橋。
その住宅街には
裏庭に自分の桟橋が付いている家が並んでいて、
桟橋には船も停泊していました。

通りから見たら、
写真の家の3倍くらいはある
まさしくホワイトハウスのような、
思わずのけぞってしまうほどのお屋敷が
あったりします。
しかし、
埋め立て地で
地盤沈下が激しいのか、
温暖化による水位上昇なのか、
道が海水であふれている所があったり、
“売り地“も既に、
海水でいっぱい、というところもありました。
こんなに立派な建物をこんなところに建てて大丈夫なのかと人ごとながら、心配になってしまいましたが、
余計なお世話ですよね。。。
このインドネシアという国が、どれだけ豊かなのかを
思い出させてくれる光景でしたが、
ここから1kmも行くと、
今度はスラムのような長屋の集落があります。
悲しいことに、
この国の豊かな資源や富の分配は
偏り過ぎているようです。
本来、もう少し平等に富が分配されていれば、
この国に貧困と言うものはなくなるはずですが、
これはどこの発展途上国にも共通する課題のようですね。
そんな思いを馳せながら、ジャカルタの豪邸街を後にしました。
しばらくすると大小の海底油田が!

産油国であるインドネシアの油田の多さにビックリ!
スマトラ島からずっと旅してきた友だちは、
何十ではなく何百という油田を見たと言っていました。

ウォーター・ワールドという映画に出てきそうな、
この金属の城を自分の目で間近で見て、
なぜか感動してしまいました。
そして、
これらに頼って私たちの生活が成り立っている
と言うことに、複雑な思いです。
インドネシアは産油国なので、
ガソリン代がとても安く、
日本円でリッター約45円。
でも、産油国であるこの国も石油を輸入している
という現実があります、
そこにはきっと、政治的で商業的な理由があるのでしょう。。。
   
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ニュースで海底油田を見るたびに、
“どうやってこんな深海にこんな建物を造れるのか?”
と疑問に思っていたのですが、
船の水深計は35〜43mの間で
行ったり来たりしているまま、あまり動きがない。
もう陸から40kmも離れていて、
見えるのは365度地平線だと言うのに、水深38m!
38mはとても深いけど、
陸からそれだけ離れていてこの深さは予想外。
更なる驚きは、
この水深がこのあと真東に進んで行った約24時間、
変わらなかったということ。。。。
その為か、天気の良さも手伝って
真っ暗な”ぬめー”っとした海の上を穏やかな
航海が続きました。
     つづく、、、