ウチの家守(その2)、チチャ師

  
  
家の中の至る所に、何十匹いるか分からないくらいの小柄なヤモリ、
通称:チチャ

(彼らは主に壁や天井など至る所に張り付いている)
チチャ師は、体長約10cm前後と小柄。
柄が無くてほぼ肌色一色。
やはり夕方になると、そこら中に出現します。
たぶん昼間は涼しい屋根裏などで休んでいて,夕方、虫たちが電気の明かりに寄って来るので、それを狙って出てくるのだと思われます。
彼らの鳴き声は、
“チチチチチチッ”
ちょっと鳥の声に似ている感じです。
このチチャ師は、家の賢者。
例えば、ちょっと真剣な話し合いをしているときなど,
誰かが、その人なりの考えや意見を言い、ちょうど話し終わった瞬間に、
“チチチチチチッ”
というチチャ師の相槌は
「ふむふむ、その通りじゃ」
ということらしいです。
考え事をしている時も、同じそうです。
「それで良いのじゃ
・ ・・って感じですね。
昼間、姿が見えなくてもチチャ師は私たちの会話を聞いているのです。
頭の中で思うことや、口から出る言葉は常にきれいなものであるように気を付けていたいものです。

この暑さに、チチャ師も喉が渇いたようで
私の飲んだポカリスウェットの残りを飲みに来ていました。