沢山の種類がある木彫りのカエルやネコたち。
この可愛い彼らは、ただ彫った木に仕上げのペイントをするだけではなく、沢山の工程と人の手の温もりがこもっています。
まず彫り上がった物を天日干しの後、
オーブン小屋で乾燥させます。
そうすると木が縮み、ひび割れが出来たり、
二つに割れたりしてしまいます。
これは木を完全に乾かしカビが生えないようにするのと、ペイントした後にひび割れなどが出来ないようにするとても大事な工程です。
オーブン小屋から出したらバーナーで焼き、彫り後の木のささくれを焼き、表面を滑らかにします。
それがこちら・・・
出来上がりからは想像出来ない無惨な姿・・・
このひび割れているところに
柔らかい木を少しずつ埋め込んでいき
埋め込んだ木が飛び出さないようボンドを塗り
まだある小さい隙間を木工用のパテで埋め、
表面が均一になるようにします。
パテが乾いたら、
更に表面を滑らかにするように紙ヤスリをかけ
ここで初めてペイントの下塗りをします。
そして、カエルの色を塗り
目や模様を付け、
仕上げのアンティークコーティングをして
やっと完成! カエルの貯金箱!
本当に一つ一つ大事に作ってくれています。
彼らの気持ちの温かさが伝わると嬉しいです。