B級グルメ、買い食い天国

  
   
インドネシアビザの更新のためバンコクに来ています。
毎年、ビザ更新はバンコクに来ていて、毎回ビザ申請事務所は結構混んでいるのに、今回はガラガラでした。バンコクの情勢のせいなのでしょうか?大通りの交通量もいつもより少ない気がします。
この辺りはデモなどの気配はまったく感じられません。
インドネシア大使館のあるパトゥナームは卸問屋街で毎日ローカルの商人で賑わっています。ほとんど全てのお店に、“小売価格”と“卸し価格”があり、その卸し価格対象の数量がたいがい “3枚以上”
例えば1枚150バーツのTシャツは、3枚買うと90バーツ/枚、なので2枚買うよりも3枚買った方が安くなるわけです。
こんなシステムとお祭り騒ぎのような賑わいの中で買い物モードにスイッチが入ってしまい、何でも買い過ぎ、それも試着も出来ずに買うので結局バリに戻って人にあげることになってしまいます。

今回はやっとその辺の自制が出来るようになったものの、食べ物に走ってしまいました。
バンコクは“アジアの大阪”(?)
屋台やローカルレストランが何処も美味しい。
(正直、屋台はインドネシアよりダンゼン美味しいと思います)
その数もものすごく多く、一歩外に出ると街全体が
“フード・ワンダーランド”


お腹いっぱいでも、つい立ち止まってしまいます。

タイに来たら、これは絶対食べるべし!
“カオニャオ・マムアン”(餅米・マンゴー)

ココナッツミルクで甘く炊いた餅米とウレウレマンゴーにココナッツミルクをかけていただく、年に4〜5ヶ月しか食べられない、うっとりする天国の味。
なぜこんなに食べ物売りが多いのかというと、外人用やちょっと高級なところを除き、バンコクの一般的なアパートメントにはキッチンが付いていないそうです。
実際、バンコクに5〜6年住んでいたわたしの友人のアパートメントも水場はバスルームだけのホテルのようなワンルームの部屋でした。
その友だちが10年くらい前に教えてくれた、
このあたりで一番美味しい
“イサン(東北地方)料理屋さん”

その頃は、このお父さんが汗だくになって一人で料理し、奥さんと数人の女の子が接客、テーブルも8台くらいだった小さな食堂が、今ではテーブル50台くらい、コックさんが8人くらいいる、大きなレストランになってしまいました。
誠実に美味しいものを安く提供してきたお父さんのサクセスストーリーです。ちなみに娘さんはキャセイパシフィックのスチュワーデス、息子さんは今大阪に留学中とのこと。お父さん頑張ったな〜、すごい!
大好きなここの“ナムトゥック・ムー”
(ローストポークの香菜温サラダ)

感動の味!です。
一度食べたら病み付きに・・・・
パトゥナームからバスかタクシーで5〜10分かけて、
毎回必ず行きます。
もう一つ必ず行く、シコシコ麺にあっさり味で美味しい、
“バーミー・ナーム”(チャーシューメン)屋さん。


この金髪のお兄さんが目印です。
(グランドダイヤモンドホテルの対面の道を入って30m程行った右)
ここも2年くらい前に歩道の屋台からちゃんとした冷房付きのお店になりました。
仕上げはスゥイーツ屋さんのカボチャのプディング
小さなカボチャを丸ごと使っています。

このお味がとても上品で、屋台の物とは思えない、
たぶん東京のデパ地下だったら500円はしそうな代物。
1切れ10バーツ(30円くらい)です〜
何処の国、どんな時代でも庶民を喜ばせる“食”は不況知らずのようです。