耳を疑った事件

     
  
  
   
ビーチでよく会うインドネシア人の女性が昨日未明、強盗に入られて殺害されたという話を彼女の隣人である友人から聞いた時、初めまったく意味が分からず、もう一度話して・・・と、聞き返してしまいました。
考えられないようなショッキングなことを聞くと、人って頭の回線がフリーズしてしまうものなのだな、と思いました。
強盗は彼女の家にあるラップトップのPCと携帯電話2台を持ち去ったらしい、彼女のご主人はイギリス人で今マレーシアに旅行中、とのこと。
ついこの間、ご主人と二人でビーチに来てたのに・・・
今でも信じられないです
わたしも昔、泥棒に入られたことはありますが、夕方帰ったらテレビとラジカセが無くなっていたという、空き巣タイプ。
かなりオープンな家が多いので、そんな空き巣事件は良く話にも聞いてました。
でも、ここ最近は今まで考えられなかったような凶悪事件が多発していて、怖いというよりも、悲しさでいっぱいです。
今週、ウブドでも数件の強盗事件があったそうで、そのうちの1件の被害者は日本人らしく、熟睡中に貴重品や携帯電話が無くなっていたということなので、恐ろしい場面に遭遇しなかっただけでも不幸中の幸いではないかと思います。
数ヶ月前には大きなスーパーマーケット、カルフールで誘拐未遂事件が・・・
11歳のフランス人の女の子が消えてしまい、両親が事務所に通報してすぐ、スーパーの出入り口が全て封鎖され、捜索して間もなく見つかった時には、長い髪だった女の子がショートヘアーに断髪され洋服も男の子の物に着替えさせられていたと言う、身の毛もよだつような事件があったばかり。
どうもジャワ島で移植用の臓器が高く売買されているとのこと・・・
小さな田舎の村の子供も身代金目当ての誘拐で数時間行方不明になっていたと、知り合いのバリニーズから聞いたり・・・
全てお金のためなんですね
根本的な原因として、世界中で貧富の差がどんどん大きくなっているという現実が、社会の歪みとしてこのような形で現れてきているのではないかという気がするのですが・・・
多少の差こそあっても全ての人が一定の水準を満たした生活が出来、平和に暮らせる世の中に少しずつ移行していけば、このような悲惨な事件が起きることもなくなっていくのではないかと思い、そうなっていって欲しいと心から願わずにはいられません。