洗濯屋さん大繁盛!

  
 
 
ここ数年、成長し続けている
“ランドリー・サービス”

朝から夜まで毎日大忙し
それもこの間通った激戦区には
100mの間に5件もあるのに、どこもフル回転
これでも足りないのか???
という感じ・・・
基本的に洗濯・乾燥・アイロンかけがワンセット
(有り難いですね〜)
乾燥機ありの店や、店の前の道端で天日干しのみというところもあり、そこによって値段も様々なようです。
もともとは観光客が対象だったランドリー・サービス
だんだん地元の忙しい人や無精さんにまで普及・・・
かなりリーズナブルな価格なので利用しだすと病み付きに・・・
気付くと、また新しいランドリーが・・・という感じ
私もたまにお世話になります
例えば、雨がずーっと降り続け
干していても乾燥どころか
どんどん腐っていっちゃうような天気の時や
様々な理由で洗濯機が使えない時など
(これがけっこうよくある)
ランドリーを利用していたのですが、、、
ずいぶん前にランドリーのお世話になっていた時
かなりショッキングなことが・・・
ランドリーから帰って来たバスタオルを使ったら
ぷわぁ〜ん・・・と臭う
なんか臭すぎる・・・
その時のニオイはひどすぎた・・・
まるで10日間くらい履き続けた靴下群と洗剤も無しに洗ったのではないかというようなキョーレツな臭さが、私のバスタオルに〜〜〜!!
ものすごいショック!
何度洗ってもなかなか取れず、お湯で洗ったりして
やっと取れた・・・忌まわしいあの臭さ
顔拭いちゃったんだから〜〜〜
(知らずに使ってしまった・・・)
もうその時のショックでランドリーはご無沙汰・・・
でしたが、ここ最近ちゃんと個別に洗ってくれるところを見つけ
ホッ・・・としているところです。

グダンのランチ風景

     
  
  
  
グダン(倉庫)で検品や値付けのお手伝いをしてくれている男性陣は、みんなお弁当を持参
お食事中を失礼しまして・・・

白米大好き!
ほとんど “目ざし一匹でご飯1膳” の世界

日常はこのバランスが良いらしいです
質素だけど愛情こもったご飯が身も心も満たしてくれるんですね

手で食べるのが一番美味しい!
本当です

パッキング用の段ボールがテーブル

こぼさないでよー

ちょっと目の保養をどうぞ・・・

   

セミニャックのフラワーアレンジメントショップ
“ヘリコニア”

普通のお花屋さんではなく
アレンジされたものだけを売っているお店
日本のお花屋さんと大きく違うのが
お店に入ってもうっとりするようなお花の香りがしないこと
ここでは男の子たちが熱帯ならではのお花を使い
大胆なアレンジをしていているのでとても勉強になります



生花の横ではクリスマスのお飾りも製作中

こちらも売り物
きっとレストランやホテルそして個人宅へ・・・
どんどんモダンになっているバリです
ちょっと一息つけましたかー?

常夏の島なのに・・・

   
  
 
 
朝の出勤風景

みんな防寒服・・・
常夏のバリとは思えない風景ですが
ちょっと冷え込むこともあり(23〜4℃)、みな
“マスッ(入る)・アンギン(風)”
(風が入る=風邪を引く)
にならないように、風を切って走るバイクに乗る時は
ジャケットを着込みます
さらに日中の暑い時にも着用
これも汗をかいた身体で風を受けると冷えるというのと
強い太陽の日差しから保護するためです
(日焼けしたくないというのもあり)
そのジャケットも日本なら真冬に着そうな革ジャンや
たまにぶ厚いダウンジャケットを着ている人もいたりして・・
もしかして防熱にも優れているのかもしれないですね
どうも日本や韓国からの古着を売る店で買っているようで
◯◯高校と刺繍されたジャージを着ている人もいます
バリにおいでの際は、処分したいと思っている
そう言ったジャケットなどをお世話になった人などにあげると
大変喜ばれます、ジャケットじゃなくても何でもですけど(笑)
日本ではまだ着れる洋服がゴミに出されて
それを焼却するにも税金がかかりCO2も排出され
良いこと無し
第一せっかく作られた洋服が可哀想
こんな物でも??と思う物でも
それらを安い工賃で作っている人たちにしてみれば
古着でもなかなか買えない・・・
info:こんなことをしているNPOがあります
      良かったら覗いてみて下さい(バリじゃないんですが)
       http://www.jfsa.jpn.org/
あ、話がそれてしまいました・・ジャケットの話でしたね
もちろん観光客や白人で着ている人はあまり見ませんが
わたしを含めバリ在住が長い東洋人は結構みんなジャケット着用です
前に白人が多く集まるワルン(食堂)に
ジャケットを着たまま入っていくと
「お〜〜ぉ、寒いね〜〜・・ここはネパールか?」
とちゃかされたことも・・・
「そうよ、寒いのよ」
と言い返しながら
「君たちのように体毛がぼうぼう生えているカラダとは
ちがうんだよ〜!」
と、心の中でつぶやき返した(笑)
体毛は関係あるかわかりませんが、実際、白人と東洋人では
体感温度がけっこう違います
先週は曇りがちな日が続き、靴下まで履いていました・・・
友だちは冷房のない部屋で腹巻きとレッグウォーマーを
して寝ているそうです
意外にも寒さが身近にあるバリです

最近出来てきた秒読み信号機
5・4・3くらいになると
アクセルブンブンでレーシングモード!(笑)

地球が泣いている・・・

   
今年のバリはまったく天候が安定せず、今までのはっきりとした乾期が無いままに7・8・9・10月が過ぎ、結局、乾期を迎えることなく雨期に突入してしまったようです。
だいたい5月〜10月が乾期でほとんど晴天の日々が続き、どこも乾燥し緑が砂埃などで真っ白になるくらいでしたが、今年は生き生きした緑に囲まれて、家にあるレインウォータータンクが常に活用されました。(それはそれでけっこう嬉しかったりもしますが、こんなことは無かったです)

他の国を見渡しても、やはりどこも雨が多いように感じます。
今朝もざんざん降りの雨が道をふさいで、そこら中が通行出来なくなっていました。
このざんざん雨を見ていたら

“地球が泣いている・・・”
それも 
“わんわん号泣している” ような気がしてなりません。
例えば、ガン細胞って人間の身体を蝕んでいき、身体が死んでしまったらガン細胞も生き残ることは出来ないのにその増殖や悪さを止めない・・・
そんなイメージが、この地球という大きな生命体の悲しみとして浮かんできたのです。
もちろんガン細胞とは
この地球を痛めつけることばかりしている私たち・・・
私たちはこの泣いている母なる地球の幸せな笑顔をとり戻すことが出来るのでしょうか??
こんなことを妄想していた土曜の午後でした・・・

だいじなへその緒

    
  
  
タイダイやバティックのライクラパンツなどを作ってくれている、小さな縫製工場・・・
工場というよりも、自宅の横に作業場があり
ボス自ら布の裁断をし、縫子さんもみんな親戚という
家内工業
少人数で、朝から晩までせっせと丁寧に縫ってくれています

奥さんも真剣顔で検品のお手伝い

信心深くとても誠実で、まれに見る程の仕事熱心なボス
ゲデ氏
彼の唯一の趣味が闘鶏用のニワトリ飼育で
(ギャンブルの方ではないです)
5羽飼っています
どの子にしようか迷ったあげく
ツーショットの写真にニコニコ顔

こちらがゲデ氏ファミリー


この時は長男はまだ学校から帰ってきてなかったのですが
3人の子持ちです
この家は普通よりもお供え物が多く
門の前から家の中まで、至る所にお供え物だらけ
家の横にあったにぎやかなお供え物の集団

「これはなんの為?」
と聞いたら
「子供たちの“へその緒”が埋めてあるんだ」
とのこと
ちなみにゲデ氏は古い家から3年前にここへ引っ越してきて
“へその緒”も一緒に引っ越してきたそうです
このセットが一人分!

これが3セット
毎日
365日
たぶん家全部で100個くらいのお供え物を
奥さんが作っています
(普通の日で、ですからね、満月や新月にはもっとです)
家事をこなして、仕事を手伝い、毎日のお供え物作り
それを全部箇所でお祈り・・・
「自分の時間が欲しいー!」
なんて言う発想は、出てくる回路も暇もないですね(笑)
そうそう、おかしいのが
“へその緒”用お供えの左下にあるお供え
あれはネズミが他のお供え物や家を邪魔しないように
という“おネズミ様”用のお供えでした
これで完璧!

お葬式渋滞

   
   
  
久しぶりにデンパサールの生地屋へ行った帰り道
「最近デンパサールも、混み方が半端じゃないな〜」
・ ・なんて思いながら
まったく動かなくなった渋滞の道を
ひょろひょろとバイクで抜けると、そこには
警官とバンジャール(町内会みたいなもの)の人が
道路を封鎖中

向こうからやってくるのはこれから火葬場に行く
お葬式の行列でした

警官らの後ろはこんな状態・・・

けっこうみんな慣れっこで
諦めて行列が通り過ぎるまで、じっと我慢しています
なんと言っても宗教行事が第一優先ですからね
それにしても、カラフルで華やか
ガムランが鳴り響き、お祭りみたいです


これから御神輿ごと広場で公開火葬されます

一行が通り過ぎ、やっと渋滞も解消です

コマンちゃんの結婚式

  
わたしの友人で妹のようなコマンちゃんの結婚式に出るため
クタから車で約2時間半、西部のヌガラへ行って来ました
イスラムのお祭り期間と重なって
バリヒンドゥー・カレンダーでもここ1週間程、日が良いらしく
結婚式や他の儀式をあちこちでやっています
結婚式の儀式はまず花嫁の家で・・

家の門の前にお供え物(結婚式のサインですね)
いたいた、新郎新婦

村の長老たちの許可をもらい
お庭で最初の儀式

その後、仮設の祭壇でまた儀式

その祭壇に飾られた意味深そうなお飾り
カラフルでかわいい〜

米粉で作られています
お客さんたちはかなりリラックスして
儀式がすむまで待っています

花嫁の実家での儀式が終わると
今度は花婿さんの家にみんなで移動

これがまた、30mくらい離れた道路の向かい側
なんとまー、近いところへお嫁入り〜

立派な飾り付けでお嫁さんをお迎えです
花婿さんの家ではガムランの生演奏も

それも女性が入ったガムラン!
これはわたしも初めて見ました
そして親戚の子供たちの
“ポトン(切り落とす)・ギギ(歯)”
(直訳すると、歯を切り落とす)
の儀式もこの日一緒に行われるため、男の子と女の子が
結婚式の2人と似たような衣装を着て待機していました

今の若いもんはー・・・
ここでも携帯、離せないようです
“ポトン・ギギ” は
バリニーズの成人式みたいなもので
15歳前後(歳の決まりはない)になると
獣の象徴である犬歯を削って
人間の仲間入り
ということになるらしいです
(噛み合わせとかって・・・大丈夫なのかなぁ〜〜??)
儀式の準備はやはり村の長老たちが仕切り
手際よく沢山のお供え物を然るべき場所に置いていきます

お供え物のお清め

さすが年期が入っていて、とてもかっこいいですねー
見とれてしまいました
お客さんたちは
相変わらず、ただ待つのみ・・・

みんな長い儀式には慣れっこで
イラついている人いません
(寝てる人いますけど)
こちらの方は
「あたしゃ、ちょっとコーヒーブレイクよ」


そして長〜〜い最初の儀式の終盤
手のひらにつがれた聖水を3回飲みます

ちょっと三三九度みたいですね
このあと、門の前で儀式
その後はまた仮設の祭壇で儀式
・ ・・いつまで続くのぉ〜〜〜??
という感じだったので、門の儀式まで見届けて
早々においとまさせていただきました
PS:この日1番のスマイル!

すっかりかわいい女の子だと思っていたら
男の子でした・・・
デビューしたての
ヒロミ・GOを思い出しますね〜

レバラン休暇

   
  
  
人口の約90%がイスラム教徒というインドネシア
イスラム教徒の1ヶ月のラマダン(断食月)が明ける
9月10、11日は、国を挙げての大きなお祝いの日です
(注:毎年日が替わります)
その前後約1週間〜10日間くらいは公共機関なども
レバランと言う超大型連休になります

お祝いのあとこの日のために新調した正装を着
お土産を持って親戚や友人を訪ねるところでしょう・・

ヒンドゥー教徒が大多数のバリ島は
この時期、他島からの出稼ぎ人が帰省するので
一部の観光地を除いて島中、静か〜〜〜です
出稼ぎの人たちは1年間働き詰め
年に1度の帰省なので
約1ヶ月くらい帰ってこない人が多いですね・・
彼らのおかげでバティックや靴、アクセサリーなど
かなりのハンディクラフトが安く出来るのです
家族との楽しい時間を過ごしながら
次の1年間の仕事に備えて
心身ともにじっくり休んで欲しいと思います

テンガナン村

   
  
  
アタバックをチェックしにテンガナン村に行って来ました
テンガナン村はアタ製品や
グリンシンと言われる経緯絣
いわゆる、ダブルイカットで有名な村です

この経緯絣というのはとても珍しく、世界で
インドのパトラ
日本の奄美大島
バリ島テンガナン村
以上の3カ所でしか作っていないと聞きました
女性がお土産屋さんの店番をしながら
一本一本縦糸と横糸の柄を合わせながら織っています

この村は “バリ・アガ(もともとバリに居た先住民)”の村とも呼ばれていて、塀に囲まれた小さなこの村独特の風習や伝統儀式があり、とてもユニークな村ということでも有名
村の中にはこれまたこの村特有の水牛がぞろぞろ歩いています

右耳に黄色のプルメリア
左耳にはくるくる巻いた50,000ルピア札を
ピアス代わりにさしているおじいちゃんに遭遇

ビートルナッツを噛んでいるので
ちょうど赤い口紅を塗ってるみたい

このチャーミングなおじいちゃんが
水牛をなでなでしていると
イカツイ感じの水牛のボスの目が
トロ〜〜〜ン


しまいには
ドスン ドスン と横になり
うつろな目のまま眠ってしまいました

こんな格好で寝ている牛や水牛見たこと無い
おじいちゃんパワー凄い!(笑)
 
こんな感じの壁が結構ありました
きっとなんかの意味があるのでしょうね

まるで小カボチャをびっしり詰めたみたい・・・
こちらは編み上がったアタバックを天日干し中

しっかり干したあと
飴色になるまで燻されます
アタの工程は アタバック をご覧下さい
このテンガナン村がなぜこのような
膨大な時間がかかる工芸品を作るようになったのか
ちょっと手がかりになるようなお話があります
そのお話は、また次の機会に・・・
テンガナン村は奥が深そうです