男衆の夕べ

   
   
   
山の夕暮れ時
   
   
道端にニワトリを抱えて続々と村の男衆が集まって来る

闘鶏用のニワトリ自慢、兼練習会

みんなニワトリを撫で撫で・・・
相当入れ込んでいるよう
すっかりあたりが薄暗くなる頃にはその人数も増え
みんなで井戸端会議ならぬ
ニワトリ自慢会

「毎日やってるの?」と聞くと
「うん、毎日だよ〜」とのこと
ずーっと昔から続く伝統の闘鶏
本来、インドネシアではギャンブルは禁止されているのですが、バリでは特別な宗教行事に欠かせないものとして祭事の時に限って認められているそうな。
でも最近ではギャンブル化して多くの男たちを狂わせ、代々受け継いできた土地や田んぼをすっかり失ってしまう人もいると聞きます。
こんな環境での数少ない娯楽の一つなら
いいんじゃぁないか、とも思いますが

何でもほどほどに・・・
ですよね〜

おかあさんといっしょ

    
  
  
新しいサンプルを探しに山の方へ行った時
数軒続けて出会った光景。
お母さんが店番をしながらお供え物を作り
子供たちはその周りで遊んだり、
お母さんのお手伝いをしたりしていました。

なんだかとても良い空気が流れています。
一生懸命に、お母さんの真似をしてお供え物を作る練習。

こちらはもうしっかり自分で作って店番も出来ます。

美人親子ですねー

ガラス細工屋さんでは・・

この男の子は、裸足で駆け回っていたので足の指を切ってしまい、爪まで半分割れてしまって、泣きそうになりながらもグーーッと我慢していた強い子でした。
お母さんはあとでお医者さんに行こうね、、、と、たれる血を拭いてそのまま、お供え作り続行。
たくましくなるわけだー
みんなお母さんが大好き
お母さんといっしょなら、それだけで幸せ〜
お母さんものんびりと日課のお供え作りをしながら
温かい目で子供たちを見守っています。
ちなみにこのお供え物、各家庭で違いますが大体
毎日約100個作るそうです。
つまり毎日100カ所でお祈りするんです。
既にお祈りを終えたもの

デンパサールなどの都心部では、
市場で出来合いの物が沢山売っています。


バリとは言え、やはり街では時間に余裕が無くなってきているようです。山での光景は、なんだか懐かしい優しい気持ちを思い出させてくれました。

ブーとパー

     
  
  
インドネシアではお母さんのことを 
“IBU(いぶ)”
お父さんのことを 
“BAPAK(ばぱっ)”
と呼びます。
そして、自分よりも年上の人に対しても
敬称として “Mr.” や “Mrs.” のように使われるのですが、
ほとんどの場合略して
“ぶー” と “ぱー” のみ
“テレマカシ、ぶー”
(おばちゃん、ありがとう)
“トロン カシ ムラ ヤー、ぶー”
(おばちゃん、安くしてよねー)
“アパカバール、ぱー”
(おじさん、ご機嫌いかが?)
“ビサ ぱー?”
(出来る? おじさん)
と言った感じで、ぶーとぱーが会話の中に飛び交っています。
日本だったら怒られそうな、
テレビマンガの一コマのような
冗談みたいな会話です。
この中に入っているとまったく違和感ないですが
たまに日本から来た人が、人に向かって “ぶー” ってなに???
と、ちょっとビックリするみたいです。
インドネシア語は可愛い単語がいっぱい
“蝶” は “くぷくぷ”
“蜘蛛” は “らばらば”
“約(アバウトの意味)” は “きらきら”
(これはとにかくよく使われます)
“道路” は “じゃらん” で
“じゃらんじゃらん” が “お散歩”
なんだかちょっと楽しくなってきませんか?
あ、そう言えば “マライカ(スワヒリ語で天使)” は
“マライカット”
おぉ〜、似てますねー!
ここの言葉は、ここの空気と人々にぴったりマッチしているような気がします。どこの国でもそこの風土や人柄が言語に色濃く出ているものなのでしょうね。そう考えると、言語って面白いですねー。

蓮と睡蓮

     
  
  
蓮と睡蓮の違い、知っていますか?
先日、珍しく蓮と睡蓮が一緒に植わっている池を見て
そのバランスの良さと、コントラストの面白さ、
そして蓮の花の可憐さに
“カシャッ”と1枚

このように一緒にあると、違いが分り易いですね
睡蓮の葉が水面に浮かんでいるのに対して
蓮の葉も花もグーンと高くまで伸びています。
花のつぼみもまったく違う形状です
蓮の “桃” みたいなつぼみがとても可愛い
こちらはが、わたしの大好きな青紫色の睡蓮の花
  

そしてこれも大きな違い
“葉っぱ” の形
わかりますか??
わたしは数年前に友人に教えてもらうまで、
まったく気付かなかったです。
蓮は丸(うねうねしていますが・・・)で
睡蓮は “パックマン” みたいに切れ目があるんですよー。

まだまだ細かい違いは沢山あるようですが、
おおざっぱにはこんな感じ。
それぞれとても魅力的な花で、見ていて飽きません。
けっこう混同し易い蓮と睡蓮の比較でした〜

豆乳ブーム

   
   
     
ちまたで広がりつつある健康志向。
南国の小さな島とは言え,マックやKFCを始め高カロリーの外食産業がどんどん進出し,常に満員御礼状態。
スーパーに行けば、甘〜いお菓子やソフトドリンクのコーナーにはこれでもかというくらいのプロダクツが積まれている。

そんな中,最近ブームになりつつある
”豆乳”
ついにスーパーでも豆乳コーナーが!

こちらは豆乳の訪問販売
  

この豆乳まだ温かく、出来たてホヤホヤ〜
路上で売られているのもあちらこちらで見かけます。
もともとインドネシアでは大豆製品のお豆腐や大豆を発酵させて作るテンペなど、ごく一般的に料理に使われているし、粒がかなり小さい枝豆もたまに見かけます。
貴重なタンパク源である大豆のちからを知っている人たちなので、豆乳は受け入れ易かったのでしょう。
大豆パワー全開中です!

青空展示場

   
   
  
サンセット・ロードを通る時、必ず渋滞にハマる5叉路の信号。
この信号の角にある,アンティーク(もどき?)・ギャラリー

信号待ちの度になにげに見入ってしまうオブジェたち、
(ズームアップ)

渋滞のイライラを和らげてくれます。
なかなか惹かれる物があったりして、覗いてみようかと思っても、なにせ場所が悪く未だかつて停まったことがないのですが、誰かが見に来ている姿も見たことがないです。
ちなみにこれらのオブジェ、
何ヶ月も同じ物が同じ場所に置いてある・・・
=”売れていない”わけですが、いっこうに問題なさそう
不思議なお店です。
それにここには柵や囲いがまったく無い・・・
こんなに重いものを,こんなに人目がある所から持っていかないだろう
ということだと思いますが、このおおらかさが良いですね。
これからも,みんなの目を楽しませて欲しいです。

またまたガルンガン

 
  
  
去年10月にあったガルンガンが、またやってきました。

ほとんどのお店やオフィスがクローズになるので
道はガラガラ・・・
(うわー、また雲行きがおかしい・・ここのところ快晴が続いていたかと思うと、こんな感じでまた雨期に舞い戻り??の雲になったり、と日本の天候と連動しているような変な感じです)
ガルンガンはウク暦の1年(210日)に一度やってきます。
バリでは“サカ歴”と“ウク暦”という2つの独自の暦があり、これらの暦に基づいて行事が行われるのですが、3月にあった“ニュピ”はサカ歴の1年(約355日)に一度、なので毎年両方とも日にちがずれていきます。
去年はガルンガンとニュピが重なってしまい、その時はまさしく、盆・暮れ・正月が一度に来た状態で、みなさん大忙しのようでした。
あ、”ニュピ“で思い出した・・・
前回帰国した際、ボスK氏に、
「あれ(ニュピ)、嘘でしょう?」
と軽く言われましたが、本当にあんな日があるんです、
是非、実感しに来て欲しいです・・・。
長い竹に椰子の葉でお飾りされたダイナミックなペンジョール

男衆がペンジョール作りを
女性たちはお供え物を、ナイフで器用に模様を作ります。

なんだかとても心の余裕を感じます・・・。

すごいところを見つけた

   
   
  
新しい大通りが出来て以来まったく使わなくなった道、
「新しい発見があるかも知れないし・・・
 今日は久しぶりにこの道を通ってみよう!」
、、、なんて、、本当に新しい
大発見!(わたし的には、、ですが)

なんと大きなモスクが、こんな所に建設中。
(バリにはたくさんのモスクもあります)
ちょっと”タージ・マハール”を思い出させるような・・・

白い石の部分は全て、かなり手の込んだ彫刻がされています
手招きされて、入り口付近へ行くと
なんと”ガネシャ”が彫られている!
  

その隣には“クリシュナ”が、笛を吹いている・・・!
なんと寛大なモスクなんだろう!(さすがバリ!)
・・・と、かなり感激して中をのぞいたら
あれれ、、
  

ごめんなさい、私の勝手な思い込みでした・・・ 
仏教礼拝堂だったのでした。
今まだ建設中ですが、既に一般に開放されていて
(24時間オープン!、、、だそうです)
夕方過ぎると人が集まってくるそう
手招きして呼んでくれたセキュリティーのマデ氏に
「上の階も案内しましょう」と言われ、ついていくと
階段へ行く途中の壁も一面が彫刻
それも、ブッダのストーリーが彫られていて
”ボルブドゥール寺院” みたいです。
 
誕生
 

ゴータマ・シッダールタの時代
  

  
出家
  
 
ブッダとなり、お弟子さんたちに教えを説く
  

  
一つ一つがとても素晴らしくて、しばらく見入ってしまいました。
ちなみに建物の反対側にはヒンドゥーのストーリーが彫られているそうですが、このあと上の階を見せてもらい、下に戻って礼拝をさせていただいたりして、すっかり見に行くのを忘れてしまいました。
2階には、まだ完成の見通しがまったくついていない
ベジタリアン・レストランになる予定の気持ちのいい空間。
  

  
3階は特別な礼拝堂で、こちらも完成していません。
この建築作業員たち、ジャワからのイスラム教徒・・

仕事ですからね。
  
 

チーター出現!?

   
   
 
小さな道の曲がり角で、
え?・・・エっ? 
チーター柄 !!
 

なんちゃってチーター、
いたずら書きされまくりの犬くん。

動物虐待じゃないのぉー?
でもここまで徹底すると、すごい・・かも・・・
顔の柄、なかなか上手にできてるし、
足の模様もなにげに自然な感じだし
彼(?)もハッピーそうだし。。
おかしいような、可哀想なような・・
でも、やっぱり笑えちゃう
飼い主の顔が見てみたいものだ。。。

ビーチの顔、いろいろ

   
  
  
ビーチにはいろいろな顔がありますねー。
(ちょっとツーリスト目線ですが・・・)
ゴールデンウィークに入って、たくさんの日本人サーファーが
波を追いかけていました。

ここはチャングービーチ、
やっと乾期の風向きになり、毎日快晴が続いています。
波も、大きくてよい波で、みんなご機嫌!
こちらはセミニャックのビーチカフェ。

いまどきとても希少な、素朴なカフェ。
でも、この隣にはバリで最大級のリゾート建設中・・・
  

いつまでこのカフェ存続できるのかな・・・?
なくならないで欲しい〜、切なる願い・・・
満月のあとは、ちょうど夕方頃に大きな引き潮になり
ビーチが普段の倍くらいの広さになります。
  

夕日に焼けた雲が足元にも。。。
  

こちらでは夕日をバックにウェディング撮影中

ビーチフロントのヴィラで
ウェディングパティー
   

  
塀が低いので、覗き放題。

ここ最近、”バリでウェディング” が流行っているようで
日本の大手ウェディング業者もバリに進出しています。
たぶんすごく大きなマーケットなのでしょう。
こらからは乾期、こんな夕日をたくさん見ることが出来ます。