たまに、無性に食べたくなってしまう
そして、ハマると毎日こればかり・・・の、大好きな
“ソト・アヤム”
香辛料たっぷりの鶏ガラスープに、春雨とキャベツの千切り、フライドチキンを細く裂いたもの、ゆで卵などが入っていてそこに、“サンバル“(チリペースト)とレモンを搾って食べるので、とてもさっぱり味。
このスープだけをおかずにご飯を食べるのが一般的で、
暑くて食欲が無い時にも最適です。
そして、初めて入ったこのワルン(食堂)
完全にローカル仕様。
(メニューも全てインドネシア語)
お昼時から時間がずれていたのでお客さんは他に居なかったのですが、お昼時は満員だそう。
一人で食べていると、気さくなオーナーの女性が子供におっぱいをあげながら(!)目の前の席に座ってきて、おしゃべりを始めた。ジャワのマランという所から親戚一同(!?)でバリに来てワルンを開き、ここは3軒目とのこと。店の前に新しいBMWが停まっていたので、お客さんのかと思ったら、もう一人のオーナーの車でした。(ひえ〜、ビックリ!)
メインはやっぱりご飯とお惣菜の
“ナシ・チャンプール”
ナシ・チャンプール屋さん、凄いなー
と思っていると、こんなローカルな食堂なのに
“FREE WiFi”のサインを発見!
まさかこのワルンにPC持ち込んで?
メールチェック??
居なそう・・・
そうそう、今やバリでもブラックベリーやiphoneを持っている人の数が増えて来ているのですが、携帯電話会社のインターネットサービス料金がけっこう高いようで、なるべくそれは使わず、インターネットは家や、FREE WiFiのあるお店などで使っているようです。
便利なんだか、不便なんだか・・・・(?)
それにしても、ローカルワルンにまでインターネットが普及してきている、バリの進化の早さにビックリした午後でした・・・
バリカレンダー
バリ仕様のスペシャルカレンダー
このカレンダーはインドネシアの国民の祭日プラス、バリヒンドゥーのお祭りの日や新月・満月、各祭事に良い日などがきめ細かく載っているものです。
(しっかり、作った人の写真入り!それも毎月登場・・・)
バリに住んでいると、
このカレンダーは無くてはならないもの。
赤い日は国民の祭日で、インドネシア全域共通ですが
赤丸で囲まれているのがバリのお祭りの日
この毎年替わる赤丸で囲まれた日やその前後など、
全てではないですが、だいたいお休みになります。
(仕事はお休みでも、彼らは休む暇なく早朝から夜中までお祭りの支度で大忙し、身体は休まるどころか、疲労困憊するようです。)
黒い丸印が新月、赤い丸印が満月の日
これらの日にも皆、特別なお祈りをします。
この他、人の名前によってそれぞれ特別なお祈りの日があったり
地鎮祭や建設を始めるのに良い日、
結婚式やお葬式に良い日
田植えをするのに良い日、
アンティークを買うのに良い日(!)
家畜の子牛や子豚などを買うのに良い日
などなど、、、事細かに記載されています。
月に数日ずつあるので、その中から重要な祭事は、
マンクー(お坊さん)に選んでもらいます。
カレンダーの裏面にホロスコープやヌメオロジー、風水的なものが詳しく載ってかなり充実しているものもあり、読めればきっと面白いと思いますが、私にはまったく理解出来ません、残念。
なぜか、
曜日や月の日本語読みがローマ字で入っているが不思議・・・
そして今月
3月16日がバリのサカ歴の新年にあたり
(何故か全国民の休日にもなっている・・・)
今、バリの人は新年の準備やその前の祭事で大忙しです。
大晦日にあたる15日の夜は“ねぶた祭”のような行事があり
その“オゴオゴ”という、張りぼて作りに皆夢中!
縫製工場の隣にも・・・
10日前
2日前
だんだん形になってきました。
街のあちこちにも、製作中のオゴオゴが・・・
それにしても皆かなり本格的。
子供たちだけで作るものと
大人が作るものが、各バンジャール(町内会)に一つずつ
子供たちは学校帰りに大人が作っているものを見に来ては興奮し、自分たちの製作の参考に観察しています。
大人は仕事から帰ってから・・・また一仕事ですね。。
こうやって地域みんなで何かを作り上げるというのはとても素晴らしいですね。これだけではなく冠婚葬祭、ことあるごとに皆で協力し合っています。
しかし、冠婚葬祭など大事なことに参加しなかったら村八分にされる・・・と言う、怖さがあるので、どんなに疲れていてもやるしかない、、、ことも多くあるようで、大変だなぁ〜と思います。
このオゴオゴはみんなの楽しみなので、
無理しないでやりたい人たちがやっているようですが・・・
ガムランの響きにのってオゴオゴが練り歩く
15日の夜がとても楽しみです。
バンブー王国
毎日猛暑が続き、
この暑さから抜け出したいー!
と週末は“涼”を求め山へ。
今回は、近々オープン予定の
BALI ECO VILLAGE へ
プロモーション中ということで誘われ行ってきました。
このエコリゾートは、レギャンに人気イタリアンレストランを2軒持つイタリア人、マリオ氏の壮大なプロジェクト、
そしてチャレンジ!
建物のほぼ全て、バンブーで出来ています。
バンブー(竹)の成長速度は驚異的に早く、2ヶ月で20mの大きさになるそうで、普通の成長の遅い木を切り倒して森林を荒らさずに、もう一度バンブーを見直そう!的なコンセプトのようです。
そしてこの村にあるバンブーを使い、
この村の人たちによって作られたリゾート。
もちろん建築などにまったく関わったことのない人ばかりなので、竹職人を呼び、皆に教えながらの建設。
車の入る道造りから今まで2年かかったそうです。
まだスパ棟も建設中・・・
中には、例の照明もありました。
縦長の物は、豚を運ぶ籠・・・
(トラックの上に豚の入ったこの籠が幾つも積まれているのを見た時は悲しい気分になります・・・)
屋根瓦の替わりにバンブー
内側
バンブーの2枚重ねだけ、間にシートとか入っていません、
外の光が入って来ても雨は漏ってきませんでした。
すごい!
ランプシェイドも
オーキッド(蘭)プランターも
オーナメントのゲッコウや椅子の肘掛けなどもバンブーづくし。
暖炉もあります
バリで・・・??
ここは7〜8月の朝晩は10℃くらいになるそうです。
今はちょうど快適で、夜には掛け布団が必要な程度。
ほんの1時間ちょっと山の方へ車を走らせるだけで
こういう所があるのもバリの魅力です。
食事は、イタリア人の女性が敷地内のオーガニックガーデンから新鮮な野菜を使って、美味しいお料理を作ってくれます。
パンやマフィン、ケーキなど全てホームメイド、
焼きたてが毎回ホカホカで出てきます。
マリオ氏のチャレンジはまだ完結していず、ただ今このリゾートの下にある川にダムを作り水力発電でこのリゾートの電力をまかなえるようにするとか・・・
彼の意欲と行動力は凄いものです。
これからも楽しみです・・・
ところで、
最近シンクロニシティ(共時性)が続いていて、
先日ちょうど
“木の家で寝たいなぁ〜“
と思っていたら、
今回このエコビレッジに誘われたり
ニュージーランドの森の神に会い、
感激している時に
“アバター”を観、
森の神が融合。
などなど・・・
時間が経つのも早い近頃ですが、自分の思いやアクションに対するリスポンスがとても早くなっているなぁ〜、と思う今日この頃です。
HOUSE FOR SALE
大通りやちょっと横道に入った道沿いにある
木のアンティークな家の前に
“売り家”のサイン
これは組み立て式の古民家を扱っているお店で
築200〜300年のジャワ島などの家を買い取り、
一度分解し各パーツを磨き直し組み立てたもの。
買い手が付いたらまた分解して
買い主の土地に建て直し。
海外へ送られることもあります。
古いチークの良い味が出ていて
とても可愛いく、渋さもあり
中は、木の家なので涼しい〜です。
ジャワ島の家
スマトラ島の家
東屋タイプ
バリも今やブロックとコンクリートの家ばかりになり
この蒸し暑い気候では家の中がムンムン・・・
冷房が無いとけっこうきついです・・・
(私がすっかり冷房慣れしてしまったから、
ということもある、、かも、、、)
たまに、やっぱり自然の木の家っていいな〜
などとまた、
無い物ねだりの虫がワサワサ騒ぎだします・・・
最近、日本でも古民家の骨組みを利用して
モダンな家に立て直したりされているようですが、
同じようなものですね。
古いから良いのではなく、
昔むかしに作られたものは、
良い素材を使って丁寧に作られているから
何百年経った今でもそのままの美しさがあるのでしょうね。
流行の照明
インターネット復旧
バリに戻るとインターネットが使えなくなっていました。
モデムのセッティングをし直してもらう為に業者に電話すると、
「今日の夕方行きます」
とのこと、
本当かな〜?
とちょっと心配で、
夕方前にもう一度確認の電話をすると
「5時にスタッフが行くので待っていて」
と、業者
私は、ちょっと間に合いそうになかったので
「5時半に出来ないかなー?」と言うと
「じゃ、5時15分。必ず居てね」
と言うので、
やりかけていたことを中断して急いで戻ると・・・
案の定、やっぱり来ない
しばらくすると、ものすごい土砂降りの雨・・・
これがかなり長く続き、
ついに7時半になっても誰も来ない・・・
こんな雨の中じゃ、バイクで来るの無理かな、
とは思ったけど
「本当に今日、来るの?」
と電話すると
「帰っちゃったのかな〜?
明日必ず行かせるから」
こんなことはよくあることなので、
言いたいことはあっても、グッとこらえ
「じゃ、明日宜しくね、必ずよ」
と、やんわりお願いする。
翌日、
「今日、何時になりそう?」
と電話すると、
「夕方までには・・・」
「じゃ来れる30分前くらいに電話入れてね」
こんな会話も虚しく、この日電話も来ず・・・
夕方、「明日は朝一で、絶対にお願いしますよ」
「じゃ、11時に行かせます。必ず!」
翌日、12時になっても来ないので、
また電話すると
「今から向かうので、40分後には着きます」
と、やっと来てくれ、
ほんの5分で復旧。
こんなことの繰り返しで
3日間ず〜っと待ち続けたことも何度かあります。
もう少し、現実的な約束をしてもらいたいものだと
毎回、ブツブツ独り言を言っているわけですが
とにかく、復旧したのでホッとしています。
そんなことやっている間に、
本日、かんかん照りの暑さの中
コンテナの荷積みでした。
このコンテナの陽に当たっている部分、
触れない程、熱っ!!
これから約2〜3週間、
灼熱の大洋の上、過酷な旅をし日本へ着きます。
毎回、中の物が溶けてしまわないかと心配する程です。
無事に着きますように!
幸福度、第2位
ニュージーランドの後、
オーストラリアのゴールドコーストに来ています。
南半球はただ今、真夏。
ちょうど日本と真反対の季節ですね。
ちなみにバリ島も赤道に近いですが、かろうじて南半球に位置しているので、今は日本の8月、、、と言った感じで、雨が降らないと激暑です。
逆にバリの8月は乾期で涼しくかなり過ごし易くなりますが、常夏の島は1年中Tシャツで過ごせます。
さて、空港でゲットした日本人向けのフリーペーパーを読んでいると、こんな記事が
確かに街を歩いていても、皆楽しそうです。
住宅地の道路を歩いていて人とすれ違うと
「ハ〜イ」
「グダイ!」(GOOD DAY のオージー流)
と、まったく知らない人同士でも気軽に挨拶を交わし、とっても気さくで明るく、重苦しい空気を感じません。
これは、人口密度が低く、新しい国で重い歴史をしょってないこと、政府がとてもクリーンで、国民全てに一定のレベルの生活を保障していることなどの環境からくるものでは、と思います。
市民は、公共の病院での医療費は全て無料。
収入の無い人は毎週、失業保険のようなものをいつまでも貰い続けられ、住む所が無ければ国が与えてくれるそうです。
2002年にバリであった自爆テロの時は、オーストラリアの政府が真っ先に医療用ジェット機を飛ばしナショナリティーを問わず、素早く負傷者をオーストラリアの病院にどんどん搬送し、全て無料で治療をしたそうです。
集められた税金が、一部の人たちに流れ出ていくようなシステムではなく、きちんと使えばそこまでのケアが可能になるのではないでしょうか?
あ、でも消費税は10%です。
行政が国民の為に上手く働いている国ほど
幸せ度が高いような気がします。
ちなみに1位はノルウェー、
3位はアイスランドとなっていました。
地球上の全ての国が、幸せ度ナンバーワンと思えるようになる日までは、まだまだ時間がかかりそうですね・・・
PS:動物たちも幸せそうでした。
街にある公園には野生の孔雀やいろいろな野鳥が、平気に1mくらいの所まで寄って来ます。
森の神に会いに行く・・・
キオラ!
(マオリ語でこんにちは)
突然ですが、
今、ニュージーランドに来ています。
ニュージーランド北島の北部にある“ワイパウアの森”へ最古の“カウリの巨木”に会いに行ってきました。
前から屋久島へ屋久杉に会いに行きたいと思っているのですが、なかなかチャンスがなく、オーストラリアへ行く用事があったので、そのついでにニュージーランドへ・・・と思って来たのですが、“ついで“で行けるような所ではなかったです・・・
今回、国際免許を持っていなかったので、バスでの移動になり、かなり行動が制限されてしまいました。
レンタカーだったら、とても簡単に回れたと思いますが・・・
オークランドから車で約3時間半の目的地ホキアンガまではバス乗り継ぎの為、途中で1泊しなくてはならず、距離的にはそれほど遠くないものの、需要が少ないため運行も少なく、不便。
とにかく毎日が移動の為の予約や時間調整に追われてしまい、ふと旅行会社がツアーを作るのにどれほどの情報収集や予約などに時間を費やしているのかを思い知り、秘境ツアーなどの値段が高いのもうなずけるなぁ〜、と思ったところです。
さて、その“ワイパウアの森“
軽い爽やかな森で、とても気持ちが良く
きみどりのサワサワしたイメージ。
ちなみに私の大好きなタイプの森です。
ドーンとまっすぐに伸びている木がカウリの木、
まっすぐで強い木なのでとても需要が多かったのでしょう、、、
元の森の96%は、樹齢数百から数千年のカウリの木が木材としてどんどん伐採され、今では牧草地になってしまっています。
この森は、最後の4%。
なんだかとても切ないです・・・
そして、“森の神”マオリ語で“タネ・マフタ”
“神々しい・・・”
感激で皆しばらく立ち尽くしてしまいます。
写真では大きさが分りにくいですが、
直径4.4m
木の根を踏まないように、木から10mくらいの所にデッキが作られているので、残念ながらそれ以上は近づけません。デッキに立っているのは、マオリのガイドさん。
こちらは“森の父”マオリ語で“テ・マツア・ンガヘレ”
“タネ・マフタ”より古く、
樹齢3千〜4千年と言われているそうです。
ものすごい巨木です。
感激です。
そしてこの森がとてもとても気持ちがよく、
いつまでもいたかった・・・
(出来れば昼寝したかったな〜)
森の妖精がたくさんいました。
たくさんの素晴らしい気を貰い、
遠い道のりでしたが来て本当に良かったです。
詳しい情報はこちらから
アタバック
シダ科の植物の茎を編み込んでいくアタバック。
市場に出回るようになってから、、、特に日本人がこの工芸品に目をつけ輸出しだしてからは、毎年バックの形がどんどん進化し続けています。
アタは、他にコースター、ランチョッッマット、ティッシュBOXなどの雑貨でもお馴染みですね。
本来、テンガナン村の人たちが作っていたアタ工芸品ですが、製作に膨大な時間がかかる製品を、人口数百人の村で輸出の対応が出来るわけもなく、今ではテンガナン村から1時間くらい離れた断崖絶壁の村やロンボク島などで編まれています。
周りに何もない断崖絶壁の村では至る所でアタバックを編んでいる光景を見かけました。特に若い女の子が多かったです。
乾燥させた茎を1本1本、均一の細さに整える為に使われるコーラなどのキャップ
堅い素材がしっかり編み込まれた所に、一目一目編み込んでいくのにはとにかく時間がかかります。
編み上がった物はテンガナン村に運ばれ、天日干しの後、
防虫・防カビ、そして綺麗なあめ色になるように、ココナッツチップで薫製されます。
これらのこの工程にはいっさい化学薬品などは使われていません。
ちょっと見にくいかもしれませんが、
燻し中のバックやBOXたち・・・
ちょっと燻しの匂いがキツ感じもしますが、
これもバックが長持ちする為です。
なが〜〜く、ご愛用ください。