果物のご紹介〜

  
  
最後の果物の写真・・・
「これ果物なの??」
という声が聞こえてきそうなので、
ついでにご紹介します。
ちょうど家にあった〜!
“マンゴスチン”

ドリアンは“果物の王様”
マンゴスチンは“果物の女王様”
と呼ばれているようです。
ドリアンとは違い、
マンゴスチンはほぼ万人のお口にあうようです。
マンゴスチンの、お・し・り

おしり、のこの花模様とても可愛いですよね!
(たしかバティックの柄にもあったような・・・)
そして、
このおしりの花びらの数だけ中に粒が入っているんです。
ほら〜

大体、6個か7個のようです。
マンゴスチンは美味しいんだけど、
けっこうお値段が高い上に、1Kg買っても食べれるところは
この白い部分だけ。
日本のファーストフードのように、
ゴミ箱行きの方が多いです。
それに中には大きな種が入っていて
実が種からスッキリと取れないのでこれまたロスが多し・・・
さすが“果物の女王様”
正味ではドリアンに負けない程、高くつきます。
そして、もう一つ奇妙な果物
(先日ちょうど写真を撮ったところでしたー)
“サラッ“

英語では見たまま・・
“スネークフルーツ”
と呼ばれています。
このスネークスキンを剥がすようにむくと、
こんな感じです。

皮は、剥くとすぐに、クルクル丸まってしまいます。
本当に不思議な果物
でも、この食感はシャキシャキしていて美味しいです、
(たまにえぐいのもありますが・・・)
これにも大きめの種が入っていますが、
スッキリ取れます!
インドネシアへお越しの際は、是非お試しください。

布屋街

  
デンパサールにある布屋さんが両面にびっしり並んだスラウェシ通り。

正装のクバヤという女性が着るブラウスの生地、
その付属品やサロンやなどを売っている店が多く、
その他、服地やベットカバーなどの布も売っています。
この細い通りはいつも駐車されたバイクや車が道の半分を占領し、あとの半分は通行車の流れが止まることがありません。

常に人が行き交い、特にローカルの女性がクバヤの新調のために、最新流行の生地を探しに来ます。

クバヤの生地は襟、袖、裾に使う部分にレースやカットワークがされていて、クバヤ専門のテイラーで自分の身体にフィットするように採寸してもらって作ります。
バティックサロン専門店もありますが、お店のほとんどはバティック模様をプリントしたサロンで、本物のバティックは高価なので少量がおいてある程度。

この通りの主(?)的な荷物運びのおばちゃん
(お風呂上がりではないです)

生地を沢山買ったら、
このおばちゃんが荷物を頭の上でくるっと巻いたタオルに載せて車まで運んでくれます。
すごく小柄で、か細いおばちゃんは、
タフで力持ち!
運ぶ物がない時は、
お金をくれとずーっと言っています。
ちょっとあげると、
「こんだけ〜?」と文句を良い
もっとくれとまたずーっと言い続けるおばちゃん
なにげに憎めないです・・・
歩道には果物売りも

とにかく賑やかな通りです。

木彫りカエル

   
沢山の種類がある木彫りのカエルやネコたち。
この可愛い彼らは、ただ彫った木に仕上げのペイントをするだけではなく、沢山の工程と人の手の温もりがこもっています。
まず彫り上がった物を天日干しの後、
オーブン小屋で乾燥させます。
そうすると木が縮み、ひび割れが出来たり、
二つに割れたりしてしまいます。
これは木を完全に乾かしカビが生えないようにするのと、ペイントした後にひび割れなどが出来ないようにするとても大事な工程です。
オーブン小屋から出したらバーナーで焼き、彫り後の木のささくれを焼き、表面を滑らかにします。
それがこちら・・・

出来上がりからは想像出来ない無惨な姿・・・
 
このひび割れているところに
柔らかい木を少しずつ埋め込んでいき

埋め込んだ木が飛び出さないようボンドを塗り


まだある小さい隙間を木工用のパテで埋め、
表面が均一になるようにします。

パテが乾いたら、
更に表面を滑らかにするように紙ヤスリをかけ

ここで初めてペイントの下塗りをします。

そして、カエルの色を塗り

目や模様を付け、
仕上げのアンティークコーティングをして
やっと完成!  カエルの貯金箱!

本当に一つ一つ大事に作ってくれています。

彼らの気持ちの温かさが伝わると嬉しいです。

トラフィック・ジャム イン パラダイス

   
トラフィック(交通)
ジャム(パンに付けるジャム=びっしり詰まっている)
訳して
“渋滞”

南国の楽園が近年増え続けている車やバイクで埋め尽くされてきています。
“都市計画“などとは無縁だった自転車やバイク又は歩きの時代のまま急激な観光化の大津波にのまれ、行き当たりばったりで新しい道をつくりつなげていった結果、やっぱり何処かでスムーズに行かないところが出てきてすぐに”渋滞“

オンボロの中古ジムニーが100万円くらいした頃、誰もこんなに車が普及するとは思っていなかったでしょう。数年前から日本車メーカーらのインドネシア生産が急激に増え値段もグッと安くなったとういのがまず第一、空前の観光ビジネスの繁栄や土地の値段が倍々ゲームのようにハネ上がり、ちょっとの土地を売ったり貸したりするだけで車が何台も買えるようなお金が動くようになったことなど、とにかく今までバイク社会仕様だった道が車社会への急変換をしているところです。
だから走っている車の半分は新車で、運転手も新米ドライバーが多く、それも日本のような厳しい教習所もない、言っちゃえば免許は1日で“買える”ようなところだから、マナーはまったく無しの、ルールもなし状態。そんな車の間をこれもまた増え続けているバイクが隙間を埋めるように入り込んで来るので道は究極のカオスと化している状況です。
よくあるビックリは、渋滞の信号で2車線の所が3車線になりその一番左のズルして前に出てきた車がなんと大胆行動の右折をしちゃうんです。(バリは日本と同じ左側通行)バイクもしかり。だから信号が替わって急発進するのは危険なので様子を見ながら進まないといけないし、若葉マークなんてないけど明らかに新米ドライバーの発進の遅さも加わり、1回の青信号で数台しか行けないことも多々。Uターンも出来ず横道もなく、延々と続く渋滞の列の後ろで30〜40分悶々というパターン。
そこでバイクが活躍するのですが、さすがにこの年末年始は観光のピークシーズン、海外からだけではなく他の島からマイカーで来る家族が多いので、渋滞のカオスもピークに!バイクでも進まなくなることも・・・
もう一つかなり滑稽な、にっちもさっちもいかない渋滞。
これはスムーズに流れていた交差点内が、一瞬でカオスに・・・
信号の無い又は停電中の交差点内に、同時に入ってきた譲り合いの精神とは無縁の4方向からの車がお互いに進路を塞ぐようにカッキリハマってしまい、後続車が続き、その隙間がバイクで埋め尽くされるため、少しもバック出来る状態でなくなって、その渋滞は延々と長くなっていくのであります。
痺れを切らした数人の運転手が車から降りて交通整理を始め、なかなか言うことを聞かないチョロチョロバイクを制止し、パズル状態になった車やバイクに10cm単位の移動を繰り返させ、どうにか1車線を通れるようにするのですが、もはや遅し。その車が進むべき進行方向は全面対向車で埋め尽くされてしまっているという光景。
こんな渋滞のバリを誰が想像していたでしょう?
日本のドライバーたちのマナーの良さに改めて感心します。
そして日本人のモラルの高さは世界一ではないかと思います。

家寺のセレモニー

   
 
明けましておめでとうございます。
2010年が始まりました、
みんなで素晴らしい年にしましょう!
昨日は家の“サンガ”という家寺の建立式でした。


この日取りは、“マンクー”と呼ばれるバリヒンドゥーのお坊さんが決めてくれるのですが、昨日はとても特別な日だったようです。
1、大晦日、年の最後の日
2、月食の満月(バリカレンダーでは昨日が満月)
3、とても稀な“ブルームーン”と言われる、
  ひと月に2回ある満月の2回目の満月
  
もちろん大晦日は知っていましたが、
あとの二つは今朝気付き、なんだかものすごくパワーあがるような気がして感激しているところです。
サンガは前から家にあったのですが、上の写真右の塀に立てかけられている木で出来たゲゲゲの鬼太郎のポストのようなサンガがシロアリに食われ、ある日バタンと倒れてしまったのです!
その”ある日”とは、ずいぶん前になるのですが、
よりによって前回日本へ帰国の4日前。
それもこちらで仕入れのお手伝いをしてくれている
バリニーズの男性2人も同行の準備が整っていたところ。
もちろん彼らは日本どころかバリから出るのは初めて、
飛行機も初めて。
みんなでワクワクしていた、
そんな“ある日”だったんです。
倒れているサンガを見て
私はドッキリ、
彼らの一人を家に呼び、倒れたサンガを見せると、
彼も背筋が“ゾクッ”
「これってどういう意味なんだろう?」
と私、
「とにかくマンクーに聞いた方が良い」
と彼。
「もしマンクーが今回の日本行きをやめた方が良いと言ったら、やめようね」
と言うことで、彼はその夜マンクーを訪れ、
どうしたら良いか聞いた結果
「日本行きは大丈夫、心配せずにいってらっしゃい」
「新しいサンガは帰ってきてから、
良い日を探して立てれば大丈夫」
と言うことだったので、
みんなで訪日が果たせたわけです。
それから数ヶ月・・・
やっと新しいサンガが出来ました!
やっと気持ちが落ち着いた感じです。
気持ちスッキリ、サンガも一新!
素晴らしい年のスタートです!

ウェディング週間

   
この1週間くらい通り沿いでよく見かける結婚式のお飾り、
どうやら日本で言う“大安”が続いているようです。
縫製工場に電話をかけても
「今日は家のセレモニー、明日は身内の結婚式」
友人も
「結婚式のお手伝いから帰ってきたところ・・・」
いつも行く食堂も、結婚式があるのでお休み
まるでウェディング週間です。
この年末の忙しい時に・・・
と言うことはありません。
ここバリの新年はまだ数ヶ月先で、
西暦の新年はあまり関係ないようです。
(でも一応、1日は祭日になっていますが・・・)
そんな中、私も先週末は銀細工で有名な“チュルック”という村へ
結婚式のレセプションに招待され、行ってきました。
いつもオーダーしているシルバー屋さんの御次男の結婚式です。
大きな敷地の入り口に結婚式のお飾り、
とても分り易い!

儀式は既に終わっていたので
新郎新婦が出迎えてくれました。

キラキラした衣装でとても華やかです。
でも気温33℃の蒸し暑さなので新郎は顔から汗が噴き出し、
新婦は頭の飾りが重く、疲れたようで、
私たちが着いてしばらくしたらTシャツに着替えていました。
(ラッキーなワンショットでした!)
こちらで儀式が行われたそうです、

招待客は昼過ぎから個々、来れる時間に来て挨拶をしビュッフェ式の食事をいただいたのち、ちょっと一服して帰ると言うスタイルのレセプションは1日中続く模様。
日本のように一同集まってというのではないんですね。

それも、地元の人や親戚を招待の日、
友人を招待の日と分かれているのだそうです。
(皆さんけっこうお疲れのようでした・・・)
このセレモニー週間まだ続いています。

バナナの木

   
  

バナナってこういう風になっているんです。
(ズームアップ)

バナナの房の先端にある赤い花みたいなものは苞葉、その葉っぱがめくれた下にある幾つもある黄色いのが花。
1枚めくれて花が咲き、
その花がバナナの房に成長していき、
またその次がめくれ・・・
と、どんどん房が出来ていきます。
それにしてもすごい量のバナナがなっていますね〜。
これってかなりの重さ、
バナナの茎はほとんど水分で、
鎌で切るのもとても簡単な程柔らかいのに、
この強さ、すごい!
そして次から次へと筍のようにどんどん新しい芽が出てきます。
ところで、
マライカにある“木彫りのバナナの木”
あれもよく出来ていて、特徴を上手に出しています。
でも、よくお店でこのように房が付いているのを見かけますが


本当は、こう↓

気付いたら直しておいてあげて下さい。

必殺!蚊取りラケット

   
   
このラケット、ちょうどバトミントンのラケットの面の大きさくらい。

蚊がブンブン飛んでいる時に振り回すと
“バチバチバチッ”と小さな火花をあげ
蚊をやっつけてくれる優れもの。
ベッドの横に置いておいて、夜寝ている時に
“ブ〜〜〜ン”ときたら
手探りでラケットを探し、
音を探って振り回して、蚊をゲット!
仕組みは、グリップの部分にあるボタンを押して、ラケットの面に張ってある金属のワイヤーに電流を流し、感電させるもの。

毎年進化し続けている、
常夏のバリ必須アイテム。
蚊取り線香じゃ自分が燻されて呼吸出来ないし、リキッドダイプの電子蚊とりも従来の物からさらに強力なになったので、これも自分が具合悪くなってしまう。。。
蚊帳も中に既に侵入していると、
このラケットがかなりGOOD !
ここ最近、バリ中で“デング熱”と言う蚊を媒介にする病気にかかる人が急増していて、蚊にはかなり神経質になってきています。
このデングー熱、先々月だったか、知り合いのバリ在住の人がかかってしまい、高熱が続きいっこうに回復せず、バリの病院ではまずいと思いシンガポールの病院に急いで入院し約2週間の後、無事帰ってきたとのこと。
なるべく蚊に刺されないよう気を付けていますが、常に自分の体力や免疫力を高めておくことも大事ですね。
同じ蚊に刺されても身体の抵抗力が勝てば、病気は発症しないようです。
何年も前にニュースになった、団体ツアー客がバリでロブスターの刺身を食べてコレラになったという騒ぎがありました。これも、全員がなったわけではなく、同じものを食べてもコレラになった人と全然大丈夫だった人がいるのは、やはり身体の抵抗力の違いだったのではないかと思います。
私は“空腹力”(石原結實:著)と言う本を読んで、朝はニンジン・リンゴジュースとショウガ・黒糖紅茶だけで朝食抜き、を初めて約2年くらいになります。(他にもいろいろ気を付けていることがありますが、ぜんぜん風邪を引かなくなりました。)
この本によると、空腹時には白血球が血液中のばい菌や老廃物ををどんどん食べてくれ、しょうが紅茶は身体を温めるので免疫力が上がるというものです。
私たちの身体は36.5〜37度でもっとも良く働き、
1度下がるだけで免疫力がグーンとダウンすると言うことです。
人それぞれ方法はいろいろありますが、
常に身体をベストコンディションに保っていたいですね。

この液体は・・・?

   
バリの道を走っていると道端で、何度も目にするボトルに入った液体。
これ、なんだと思いますか?

町中では100mも空けず、至る所にあり、
たいがい“アブソルト・ヴォッカ”の1Lのボトルに入っています。
(ちょうど1Lというのが分り易く、ビジュアル的にもいい感じ)
その中身は“ガソリン”
もちろん立派なガソリンスタンドも沢山ありますが、

バイクの人にはこの
“どこでもスタンド”
が簡単で便利なようです。
特に、ガス欠になった時には大助かり。
バイクを押す距離がほんと短くって、
“ラッキー“って言う感じです。
とにかく、そこら中にあるのだから・・・
でもこの色・・・すごい濃いけど・・・
大丈夫なのかなぁ・・・・??
どうも混ざり物があるような気がしてしょうがないので、最悪の場合以外は、私は使いませんが、最悪の場合の人が多いのか、それとも気にしない人が多いのか・・・??
気化してしまったのではないかというようなボトルを並べているところもあります。
値段はガソリンスタンドの1割増程度のところが多いようですが、ツーリストには2倍もの値段を請求したりするところもあるらしいです。
上写真の左下にある、
“リサイクルじょうご“
気付きましたか?(愛すべきリサイクル精神!)
資本はほとんどかからず
(許可とかそう言うのないみたいですね)
不良在庫の心配もない
(自分で使えるし)
既にある店の軒先に置くだけ
こんな簡単に出来るのだからそりゃあ沢山あるわけですよねー。
バイク社会のバリでは、とてもありがたい存在です。

素朴なお菓子とバリコーヒー

   
先日訪ねた工場でごちそうになったお菓子。

1人前がバナナの葉っぱに包まれています。
ちょうど3時のおやつの頃に歩きで道に売りに来るお菓子屋さんから買ってきてくれたようです。
とめてある竹串を外して、バナナの葉っぱを開くと

中には三角形の餅米だんごと、
たぶん米粉で作った、緑色の蒸しパンに
ココナッツの実を削ったものとパームシュガーシロップがかかって入っています。
日本の“おはぎ“に似た感じの物です。
パームシュガーはあまり甘さがキツくなくココナッツの実の優しい甘さを感じることが出来てとても美味しい、たぶん和菓子が好きな人にはかなりいけるお菓子だと思います。
この素朴な味がほっと心を安らがせてくれ、砂糖が沢山入った激甘の手作りバリコーヒーが午後の眠気をスッキリ覚ましてくれます。
普段はブラックコーヒー派の私も、バリコーヒーには砂糖を入れます、何故か分りませんが砂糖が合うのです。(それもたっぷりの)
バリコーヒーは粉と砂糖をカップに入れてお湯を注ぎ、かき回してからしばらく粉が沈殿するまで待って上澄みを飲みます。
基本的にミルクは使いません。
余談ですが、バリではあまりミルクを使う習慣が無いのです。
でも、多くの人は牛肉を食べます。
これはインドとまったく反対で、
インドのヒンドゥーの人たちは牛肉は食べず
(といっても、基本的にはベジタリアンが多いけど)、
ミルクは“チャイ“や“ラッシー”などに欠かせない物です。
(お菓子もほとんどがミルクを凝縮したような物が多いですね)
たぶん気候的なものなどが関係しているのでしょうが、
ヒンドゥーと言っても、こんな対照的な食習慣があるのが不思議です。

バリコーヒーはコーヒー豆だけではなく
市販されているものでも家庭で作っているものでも
米粉、トウモロコシの粉、カカオの粉などが入っています。
言っちゃえば、
コーヒーフレーバーの砂糖湯、かも・・・??
なので何杯飲んでも胃もたれしないのですが、
コーヒーの香りを楽しみたい人には向いていないようです。