ムラスティ

 
 
 
   
  
昨日はムラスティという1年に一度の大きなセレモニーがありました
スミニャックのペティテンゲット寺院に続く道は
朝からこんな状態



行列が最優先なので車やバイクは道の端や入り口で
延々と待つことになるのですが
ほんの1キロ進むのに1〜2時間かかってしまいます
この日は徒歩が懸命です

目ざすペティテンゲット寺院前のビーチは
人でびっしり埋まって、すごい迫力
 


ムラスティは各村の御神体を御神輿で海まで運び
海水でお清めする儀式です


こんなトランスの様子も間近で見ることが出来るのですが

今年は撮影隊がかなり増えていて
それも間近まで近寄って撮影しているので
ちょっと迷惑そうでした・・・
それでも文句を言うことなく淡々と儀式を続けるバリの人

この儀式や伝統文化に
大きな誇りを持っているということをつくづく感じます

最後に全員で(各村ごとに)お祈りし


その後は一方通行の道が、帰りの流れに変わるまで
ひたすら、待つ・・・

待つ・・・

待つ・・・
バリニーズは “待つ” ということにとっても慣れています・・
最近の “クバヤ” (女性の正装)の流行は

ちょっとセクシー
背中にカットワークが主流のようです
白いクバヤは紫外線を通して日焼けしてしまうので
スカーフを肩のまわりに巻いて日焼け防止

わたしは日傘を持って行ったのに、すっかり肩から背中まで
黒くなってしまいました・・・

毎年思うのですが
このマラスティの日は雨だった記憶がありません
(もしかして他の地域は降っているのかもしれませんが)
今年も雨雲が近くまで来ていたにもかかわらず

降らなかったですねー
さすが、これだけ多くの人々の念力は
雨雲を押しやってしまう程のパワーです
明日は “オゴオゴ”ですー!

相変わらずまだ雨期ですが・・

    
   
  
  
しばらく更新が滞りすみません
残念ながら、どこかへ行っていたというのではありませんで
  
ちょっと身体の調子を崩してしまったり
(今はすっかり快調です)
いろいろなことがバタバタとありまして
ブログの更新にエネルギーがまわりませんでした
気が付いたら、2月ももう終わり・・・
そんなこんなで日々が過ぎても
バリはまだまだ相変わらずの雨期です

毎年この時期は雨期なんですが
去年の9月頃からずーーーっと続いているので
とても長く感じます
でもバリの雨期はだいたいが午前中で雨が上がって
日中はほとんど降らず
夕方から夜にまた降り出すと言う、けっこう都合の良い雨なので
個人的には “恵みの雨” なのですが
あまりに曇りの日が多いと染め物の発色が悪かったり
乾きが悪いのでプロセスに乾期の倍以上の時間がかかってしまう
という問題が生じたり・・・
物もすぐカビてしまったり・・・
生産的にはマイナスの面が多いです
でもこの雨期ももう時期明ける・・・
・ ・・かも知れません
今週末はバリの新年 “ニュピ” で
ニュピを過ぎると乾期に切り替わると言われていますが
さて、どうなるのでしょうか・・

ちょっときれいなお店・・・

      
   
  
  
バリには大勢の欧米の人たちが住んでいて
彼らのデザインの素敵なショップが沢山あります
綺麗な色に誘われてちょっと覗いてみたお店

アメリカ人女性のお店だそうです

とても新鮮で爽やかな色合いのディスプレイに
ちょっと、うっとり・・・

実際、こんな優雅な
“ベッドで朝食” 
する人居るのかな・・・?
という疑問はおいといて・・
こんな遊びのセンスがニクいです

全然バリっぽくないですが
隅々までバリの技が生かされた物ばかり

バリの技はこてこてのエスニックからどんどん進化してます

お祈りのパワー

     
   
   
   
先日、近所にある寺院で大きなオダラン(寺院の祭事)がありました。

3日間にわたり多くのバリニーズがスンバヤン(お祈り)に訪れ、通りに出る度に綺麗な正装にお供物を持った人たちを見かけていたので、わたしも仲間に入りたいと思い、最終日に行ってきました。


オダランに行く時はみな基本的に白い正装なのでとてもきれいです

でもバリの人たちはおおらかなので
必ずそうでないとイケナイいうことはなく
何に対しても 
“気持ちが一番大切” 
そんな感じなので、白でない人もたまにいますが
それを “えっ?” という目で見たり
“ちょっとー、ダメじゃない、色付きじゃー!”
なんて言う人もいません、 みんな
“お祈りをする”
という、一つのことにただただフォーカスしているので
気持ちは一体です

ふと、日本の冠婚葬祭を思い出すと
あまりにも形式ばかりが重視され
出席する方もそれに合わせてきちっと用意しなくてはならない・・・
なんて思うと、気持ちよりも外側の形式ばかりで頭がいっぱいになり
億劫になったり、面倒くさいなー
なんていう感情が出てきてしまうこともあるのではないでしょうか?
もう少し物事の本質の方を大事に出来るようになると良いのにな・・・と思うことがあります・・・

わたしの行った最終日の、それも偶然にも最後のスンバヤンは、各地域のマンクー(お坊さん)が集まって締めのスンバヤンだったんです

(マンクーは全身白ずくめ、女性もいます)
あら、こんな中に入れないぢゃない・・・
なんて思っていたら
「入んなさい、大丈夫よ」
と声をかけてもらって
遠慮しいしい、入れてもらいました
他にもそんな人がいたのでちょっと気が楽になったんですが・・・
こんな所でも、ここの人のおおらかさを感じます

だって、日本でお坊さんたちの特別のお祈りに
まったくしきたりもわからないよそ者が入って
見よう見まねで参列しているなんて図
考えられますかー?
だいたい、こんなに写真をバシバシ撮りまくっていても
嫌な顔する人がいない・・・

バロンは獅子舞に似ています

この祭事期間中は、マンクーが雨を降らさないようにと
みんなで天にお祈りしていたらしく
ここずーーーっと雨模様だったのに
その3日間だけはまったく降りませんでした
祭事が終わった夜からは、待っていたように
また雨が戻ってきました
本当に驚きのパワーです
バリ島は島全体がパワースポットなのだと思います
あと1ヶ月で今度はバリのお正月
“ニュピ” です
ムラスティオゴオゴ

そして静寂の日・・・
今からとても楽しみです
PS:ボスK氏には是非来ていただきたいものです

あっちもこっちも・・・

   
  
  
  
宮崎県の火山噴火のニュースを見て驚いていたところ、数ヶ月前から始まったジャワ島ブロモ山の噴煙の影響で、昨日オーストラリアからバリ島への便がキャンセルになったとのこと・・・
もしかして今朝起きたら周りが灰だらけになっているのでは??・・なんてちょっと思ったりしたけど、なかなかいい天気で青空でした、ほっ・・・
今のところ問題なくても、ブロモ山はそれほど遠くない山
わたしの住んでいるところから車でフェリーを使って約12時間くらいのところです。
バリにも活火山があり最後の噴火から100年経っていないくらい、これだってまたいつ噴火するかわからない・・・
ほんの1ヶ月の間に様々なところでいろんなことが起きていますね・・・

最近光ってる家具

     
  
  
  
ここ最近、良く見かけるようになったカラフル家具たち


お店の前を通るとオーラを感じ
いつも気になっていたのですが、やっと入ってみました
やはりそう感じるのはわたしだけでなく
友人たちも気になっていたようで
最近立て続けに買ったとのこと・・・
ずいぶん長いこと主役だった
農耕機具や古民家の廃材で作った素朴な家具の
材料がだんだん少なくなってきたためか
飽きられてきたためか
今度はこんな物の廃材が蘇りました

遠目から見るとこの大雑把ななカラフルさが可愛いです

・ ・が、クローズアップすると

かなり過酷な旅を続けてきたようで
傷だらけ・・・
大きな釘の痕も残ってたりで
なかなかコンディションの良い物がみつからず
これぞという一点に出合うまで時間がかかりそうです
それにしても、いろいろとよく考えるものですねー
感心・・・

耳を疑った事件

     
  
  
   
ビーチでよく会うインドネシア人の女性が昨日未明、強盗に入られて殺害されたという話を彼女の隣人である友人から聞いた時、初めまったく意味が分からず、もう一度話して・・・と、聞き返してしまいました。
考えられないようなショッキングなことを聞くと、人って頭の回線がフリーズしてしまうものなのだな、と思いました。
強盗は彼女の家にあるラップトップのPCと携帯電話2台を持ち去ったらしい、彼女のご主人はイギリス人で今マレーシアに旅行中、とのこと。
ついこの間、ご主人と二人でビーチに来てたのに・・・
今でも信じられないです
わたしも昔、泥棒に入られたことはありますが、夕方帰ったらテレビとラジカセが無くなっていたという、空き巣タイプ。
かなりオープンな家が多いので、そんな空き巣事件は良く話にも聞いてました。
でも、ここ最近は今まで考えられなかったような凶悪事件が多発していて、怖いというよりも、悲しさでいっぱいです。
今週、ウブドでも数件の強盗事件があったそうで、そのうちの1件の被害者は日本人らしく、熟睡中に貴重品や携帯電話が無くなっていたということなので、恐ろしい場面に遭遇しなかっただけでも不幸中の幸いではないかと思います。
数ヶ月前には大きなスーパーマーケット、カルフールで誘拐未遂事件が・・・
11歳のフランス人の女の子が消えてしまい、両親が事務所に通報してすぐ、スーパーの出入り口が全て封鎖され、捜索して間もなく見つかった時には、長い髪だった女の子がショートヘアーに断髪され洋服も男の子の物に着替えさせられていたと言う、身の毛もよだつような事件があったばかり。
どうもジャワ島で移植用の臓器が高く売買されているとのこと・・・
小さな田舎の村の子供も身代金目当ての誘拐で数時間行方不明になっていたと、知り合いのバリニーズから聞いたり・・・
全てお金のためなんですね
根本的な原因として、世界中で貧富の差がどんどん大きくなっているという現実が、社会の歪みとしてこのような形で現れてきているのではないかという気がするのですが・・・
多少の差こそあっても全ての人が一定の水準を満たした生活が出来、平和に暮らせる世の中に少しずつ移行していけば、このような悲惨な事件が起きることもなくなっていくのではないかと思い、そうなっていって欲しいと心から願わずにはいられません。

人と自然のハーモニー

   
   
  
  
わたしの大好きな風景・・・

アヒルが田んぼを耕しながら害虫も駆除

このアヒルたちが可愛くて、かわいくて・・・
眺めているだけで全身の緊張が緩んでいき
心の鎧がポロンと剥がれていく感じ・・・
どこでも見かけられたこの風景は
耕耘機や農薬によって追いやられているのが現状・・・
昔はほとんどの田んぼがこんな風だったのですが
今は耕耘機のエンジン音に変わりつつあるのがとても残念・・・
  
あぜ道で遊ぶ子供たち

薪を運ぶ女性

(かなりの重労働で、端から見る程実際は優雅ではないだろうけど・・・)
拾った枯れ枝は釜戸の薪に
新鮮な葉っぱはたぶん豚の餌
こういった光景を見ていると
私たちは何をそんなに急いで生きているんだろう?
と思ってしまいます・・・

ジンバラン カフェ

  
  
  
  
空港のすぐ近くにあるジンバランビーチは自分で選んだ新鮮なシーフードをその場で焼いてくれるカフェがずら〜〜〜っと海岸いっぱいに建ち並んでいます。
その数がものすごく
海岸がカフェでびっしり埋まっている状態

あるのはお魚、海老、ロブスター、貝、イカかな・・

厨房では煙の中で奮闘中の男の子たち

燃料はココナッツの実の皮

ちなみに2005年の爆弾テロ、この賑わっているビーチカフェの砂の中にも仕掛けられ、多くの犠牲者が出た所です。
めったに行かないのですが、友人などが観光で来る時に連れて行くわたしのお気に入りのカフェがその現場だったんです・・・ゾッとしますね・・
お正月に日本から家族が来ていたので行って来ました。ちょうど国内外の観光客の数が1年の中で最もピークになる時期だったので、その賑わいようはすごかったです。
夕方早めに行ったから良かったものの
オーダーの品が出てくるまで待つこと1時間半
じゃ〜〜ん!

このハマグリのような貝のソーズが絶品
そしてジャンボ海老

その間にぞくぞく来るお客さんは席をゲットまで1時間
お料理は2時間待ちとのこと・・・
“バリに来たら行くべし” スポットらしい・・・
  注:初めに値段交渉をしないと驚きの請求額になることがあります
    ガイドさんやドライバーと一緒だと特に要注意
バリ中どこもかしこも混雑していたピークシーズンが終わり、やっといつもの感じに戻ってきて、ホッとしているところです・・・

2011

  
  
  
  
ちょっと遅くなりましたが・・・
明けましておめでとうございます
今年も 
 
これからも ずーっと
ずーーーっと
素晴らしいことや楽しいことが

みなさんに沢山やってきますように、、、
 

   
世の中の流れが時の流れの加速と同期したように
すごい勢いで変化している中
本当に大事なものは何か
ということを常に考えながら
毎日を感謝し楽しく生きていきたいですね


ネガティブな思いやしこりを
どれだけ手放していけるか
ということが大きな鍵になってくるのではないでしょうか

幸せはやってくるものでも条件付きで得るものでもなく
自分の心の置き所一つ なのだということを
つくづく実感している今日この頃

たくさんの幸せを感じていきたいと思います

さて、バリの西暦新年は
至る所で打ち上げられる花火で始まりました
年末年始にのみ個人の花火打ち上げ禁止令が一時解除されるので、この1週間くらいの間は毎晩遅くまで花火の爆音がそこかしこで鳴っていました。
年々この花火の量が増えてきて、正直かなりの騒音と雨で濡れているからまだ良いものの花火の燃えかすが舞ってくるので、ヒヤヒヤものです。
わたしも大晦日は11時半ころビーチへ行って
大きなバーが打ち上げる盛大な花火ショーを
雨がしとしと降る中で見ての年越しでした

さて、今年はどんな年になるのかワクワクですね